6月24日(土)に東京・大田区総合体育館で行われ、ABEMA PPV ONLINE LIVEにて独占生中継される「LIFETIME BOXING FIGHTS 15」で、ジョシュアフランコ選手とのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチを目前に控えた井岡一翔選手に密着した特別番組「負けたら終わり!?4階級王者 井岡一翔&THE MATCHから1年、武尊 復帰戦」が、ABEMA SPECIAL3チャンネルにて6月17日に生放送された。

【写真】井岡一翔選手のすごさを解説する亀田興毅

■亀田興毅、竹原慎二らが語る井岡一翔の強さ

番組内では、ボクシングの元世界王者たちが、日本人史上初の世界4階級制覇した、日本ボクシング界を牽引するトップオブトップのボクサーである井岡選手のすごさについて語る一幕があり、日本人初の3階級制覇王者の亀田興毅は、井岡選手について「穴のない完成されたボクサーです。ボクシングは駆け引きがおもしろいんですよ。対峙している間にも、いろんなフェイントとか細かい技術がある。打ち合いになる前のたった一発、この瞬間で倒れるんですよ。真剣の斬り合いですよね。その駆け引きがものすごくうまい。彼は強いボクサーです」とその強さの理由について語った。

また、スタジオでは元WBA世界ミドル級王者の竹原慎二が、井岡選手の強さを「距離感」と言うと、「(井岡選手は)自分の得意な距離感で戦えている。対面して自分の距離感で戦うのが、いちばん楽なんですよ。井岡君みたいにガードしっかり上げて攻めてくるタイプは、プレッシャーがかかるから相手が疲れる。むこうが打ってきても、ガードしながらカウンターを打つ距離ができているので、かなり相手としては嫌だと思う」と解説した。

そして、プロボクサーライセンスを取得した、ロバート山本博は、井岡選手を「ボクシングの達人」と言うと、「僕は井岡選手に対しこういうイメージを持っていまして、基本的なことを極められている。1年目のボクサーが言われていることを、すべてできている状態で試合をされている。基礎練習を極めている方、達人といってもいいと思います」と語った。

■番組内では

さらに、番組内では、井岡選手と同じく、6月24日(土)に世界戦に挑むキックボクサーの武尊選手との対談も公開された。実は、共通の知り合いであるONE OK ROCKのボーカルのTakaの紹介で知り合い、プライベートでも親交があるというふたりは、初対面の思い出について、武尊選手は「僕はめちゃめちゃ緊張して、格闘家の大先輩であり、試合もテレビで見ていて。練習も参考にさせてもらっていたので、緊張して、あまりしゃべれなかったんですけど、(井岡選手が)やさしくしゃべりかけてくれてもらって。その時に『次、いつ空いてる?』って聞かれて、スーツをプレゼントしてもらいました。なんてかっこいい人なんだろうって思いました」と話した。

また、武尊選手が「今回も、同じ日に同じくくりのイベントに出させてもらえてうれしいです」と伝えると、井岡選手も「おたがい、こういうご縁があるなんて思わなかったよな。一緒にがんばれるのはうれしい」と答えていた。

そして、新たな挑戦に向かう今の心境について、井岡選手は「今回はダイレクトリマッチで、強い覚悟と、返上して“もう一度、このタイトルに挑む”っていう挑戦の気持ちをもって挑む」と答え、“負けたら次はない”という覚悟のなかで挑む今回の試合についても「毎試合、そういう気持ちだし、タイトルを返上して挑む再戦なので、本当に負けられない。いつもあとがないという気持ちでやっているんですけど、自分自身試合に対する勝ちへのこだわりっていうのは、いつも以上にあります」と答えた。

最後に、武尊選手は井岡選手に「井岡さんが格闘家として今までやってきたことってすごいことだと思うし、それを背負って今回の試合も戦うと思うので、大変だと思いますが、全力で楽しんでほしいです。勝ってつなげてくれたらうれしいです」とエールを送り、井岡選手も「武尊のなかで試合するならこういうふうに勝ちたいとか、こういうふうに見せたいとかいろんな考えがあると思うんですけど、自分の立場としては、ただ勝ってほしいという気持ち。あと、今回は初の海外で新たな挑戦という部分でも、行ってみて、思っていた状況と違っていたりするかもしれないけど、そこにとらわれず、どんな状況でも、逆境に強く、武尊らしく突き破ってほしい。まずはおたがい勝って、6月24日は最高の日にしたいです」とエールを送った。

マニー・パッキャオから

なお、番組内では、ボクシング6階級制覇王者のマニー・パッキャオによる井岡選手への応援コメント「がんばって井岡!ノックアウトを期待しています」をはじめ、対戦相手であるフランコ選手の取材映像、そして視聴者による試合の勝敗予想の結果を楽しむことができる。

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチを目前に控えた井岡一翔選手/(C)AbemaTV,Inc.