イービス藻類産業研究所と静岡県袋井市は、2023年6月13日(火)、静岡県袋井市立袋井南小学校にて「グリーン給食」を実施。

この企画を通じて、次世代を担う子どもたちに食料問題やSDGsについて学ぶ機会を持ってほしいという想いで、“日本一の給食”を目指す静岡県袋井市宮城県石巻市で藻の培養・研究を行っているイービス藻類産業研究所が連携し「藻(ナンノクロロプシス)」や緑の食材を活用した給食を提供しました。

 

イービス藻類産業研究所×静岡県袋井市「グリーン給食」

 

 

会場:静岡県袋井市立袋井南小学校 5年生

日時:2023年6月13日(火)12:00~13:00

内容:藻(ナンノクロロプシス)や緑の食材を活用した給食を袋井市の学校に提供

袋井南小学校の児童へ イービス藻類産業研究所代表 寺井よりメッセージ

当日の献立一覧

 

近年、2050年にタンパク質の需要と供給のバランスが崩れる“タンパク質危機”が起こるのではないかと、世界中で懸念されています。

その一方で、日本ではこれを自分事として捉えられている人はまだまだ多くありません。

イービス藻類産業研究所は「未来の子どもたちの“食の安全と健康”のために何かできないだろうか」という想いから、代表の寺井の故郷でもあり「日本一の給食」を目指し様々な食育を行っている静岡県袋井市の“おいしい給食課”と連携して藻(ナンノクロロプシス)を使った「グリーン給食」を企画。

 

 

給食を通して藻を使った料理を味わうことで、現代の食に関する問題や、SDGsについて学んでもらう機会を設けることになりました。

当日の献立では、静岡の名産品である黒はんぺんに藻(ナンノクロロプシス)を添加した天ぷら衣液を絡めて揚げた「黒はんぺん藻揚げ」など、子どもたちが食べやすいように工夫されたメニューが提供されました。

袋井市教育委員会 おいしい給食課の石塚さんは「正しい食習慣と食の未来について、子どもたちに楽しみながら学んでほしい」と語っています。

 

次世代を担う子どもたちへ「藻」の素晴らしさを伝えたい

 

 

ふくろい未来大使」を務めるイービス藻類産業研究所代表の寺井さんは、生まれ育った袋井市にいつか恩返しをしたいという想いがありました。

藻と出会い、持続可能な世界を作っていくための様々な可能性を知っていく中で、より多くの方々に届けたいという想いが強くなり、今回の藻給食による食育活動が実現しました。

「藻が食べられることを知ってもらい、これからの食についてより一層興味を持っていただきたい」と考えています。

 

藻(ナンノクロロプシス)は環境だけでなく人間にとっても優しい存在

 

 

2050年問題」の1つである“タンパク質危機”。

現代の食生活においてタンパク質摂取は食肉に大きく依存しています。

しかし人口の増加や気候変動の影響で、飼料を生産するための農耕地と水資源の不足に陥る可能性があり、食肉でのタンパク質源摂取は限界を超える見通しです。

最近では、代替タンパク源としてコオロギ食なども高い注目を集めているように、これからの時代はサステナブルなタンパク源の確保が必須となっています。

そこで新たな救世主となるのが「藻」です。

微細藻類の培養は、水資源の使用量、土地の使用量ともに畜産と比べて少なく、最も効率的なタンパク質生産生物です。

 

 

微細藻類の中でも「藻(ナンノクロロプシス)」は、61種類の栄養素を含みアミノ酸スコア100のホールフーズと言われています。

中でも、オメガ3脂肪酸 EPAの含有量は約5%と言われており、他の微細藻類に比べて極めて高い数値となっています。

藻(ナンノクロロプシス)に含まれるEPAは、学習効率の向上や疲労回復にも役立つとされ、勉強に部活にと日々頑張る学生にはぴったりの食べ物です。

「藻」は私たちの食事とは縁がないように聞こえますが、私たちが普段からよく食べている魚はEPAを含んだ「藻」を食べて成長しているので、実は知らぬ間に藻を間接摂取しています。

 

イービス藻類産業研究所と静岡県袋井市の取り組み「グリーン給食」の紹介でした☆

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