NECは、現地法人のNECタイを通じて、独立行政法人国際協力機構から、ASEAN加盟国向けのサイバーセキュリティ人材を育成する「日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター」(AJCCBC:ASEAN-Japan Cybersecurity Capacity Building Centre)の演習業務を受託しました。

NECは、NECタイおよびNEC APACと共同で、本センターのASEAN加盟国の政府・重要インフラ企業の職員向けに、インシデントレスポンス演習をはじめとする各種体験型のサイバーセキュリティ演習を開催します。本演習は、2023年12月までに、タイ・バンコクにて集合制で計4回開催します。

また、今回新たに、ASEAN諸国にて自ら演習を行えるようにするためのトレーナ向けの演習も行います。

近年、サイバー攻撃による被害は世界規模で拡大しており、技術や手法も急速に進化しています。しかし、サイバーセキュリティ人材は世界的に不足しており、人材の育成と能力向上が重要な課題となっています。

こうした中、総務省は、「日・ASEAN統合基金2.0」(JAIF:Japan-ASEAN Integration Fund、注1)のプロジェクトの一環として、2018年9月に本センターを開所し、ASEAN諸国のサイバーセキュリティ人材の育成を推進してきました。日ASEAN友好協力50周年を迎える2023年より、独立行政法人国際協力機構が、ASEAN事務局から要請を受け、センターの運営強化の協力を開始し、さらに発展させていきます。

NECは、開所当初から演習環境を提供しており、2022年までに演習を24回開催するなどして、ASEAN地域のサイバーセキュリティ人材育成に貢献してきました。今後も、国内外の政府機関や重要インフラ企業などへのサイバー防御の演習や製品・サービスの提供を通じて、サイバーセキュリティ能力の向上に貢献します。

(注1)ASEAN地域の支援を目的として、日本政府の拠出金に基づき、平成18年ASEAN事務局に設置された基金。

<本件のお問い合わせ先>

NEC セキュリティ事業統括部

E-Mail:info@cybersecurity.jp.nec.com

配信元企業:日本電気株式会社

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