日本代表のFW中村敬斗(LASKリンツ)が、ペルー代表戦へ意気込みを語った。

日本代表は20日、パナソニックスタジアム吹田でキリンチャレンジカップ2023のペルー代表戦を行う。

15日に行われたエルサルバドル代表戦(豊田スタジアム)では、開始早々にゴールを奪うと、すぐに相手が退場。ほとんどの時間を10vs11で戦うと、6-0と攻撃陣が爆発し快勝。新体制で初勝利を収めた。

2連勝を目指したい日本。ペルーはエルサルバドル以上の実力を持ち、15日には韓国代表との試合を0-1で勝利している。

エルサルバドル戦では後半開始からピッチに立ち、2戦目にして代表初ゴールを記録した中村。今回は古巣でもあるガンバ大阪の本拠地であり、自身もプレーしたスタジアムに戻ってきた。

「代表として帰って来られるのが一番だなと思っていたので、それが実現できて嬉しい」とコメント。喜びを口にした。

改めて代表初ゴールについては「ああいうビッグチャンスを決めるか決めないかで、本当にこれからが変わってくると思っていたので、決められたのは大きい」とコメント。元ホームでも連続ゴールと行きたいところだ。

左サイドバックでも練習中はプレーしていた中村。さらに両サイドやインサイドハーフにも入り、多くのポジションで試される可能性がある。中村は「2つ以上のポジションができることが生き残っていく上でプラスになる」と語り、経験がない中でもプレーできることで得られるものは多いという。

一方で、本来のポジションには三笘薫(ブライトン＆ホーヴ・アルビオン)や前田大然(セルティック)など、ライバルも多い。オーストリアではよりゴールに近いところで結果を残してきた中村だが「元々ウイングってタイプじゃないと思うし、どちらかというとゴール前で仕事をするのも大きな武器」と、自身の特徴を語り、「逆サイドに自分で展開してペナルティエリアにスプリントで入っていくというのは、2年半オーストリアに来てからずっと意識してきた部分です。それが今年は結果につながったと思います」とコメント。代表初ゴールの形は自身の得意とするところだと語った。

まだまだ日本代表に定着しているとは言えない状況。それでも「毎回メンバーが変わる中で毎回の活動に選ばれるように頑張りたい」と語り、「今回2回続けて呼んでもらえたので、2回目で結果を残せたのは良かったです。次の活動にも選ばれるように目の前の活動に集中して頑張りたいです」と、パナスタでピッチに立てば、結果を残す気は満々だ。