INAC神戸レオネッサは19日、朴康造(パク・カンジョ)監督(43)の退任を発表した。

京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)やヴィッセル神戸と、Jリーグでもプレー経験がある朴康造氏は、2008年に自身の名を冠するサッカースクールを開設。神戸のスクールコーチを経て2022年4月からはINAC神戸のアシスタントコーチアカデミー・スクールのテクニカルコーチに就任していた。

昨季チームを優勝に導いた星川敬前監督の後を受けて今季から指揮を執り、アグレッシブな戦術で連覇を目指したが、三菱重工浦和レッズレディースに次ぐ2位にとどまった。

ただ。守屋都弥らの持ち味を引き出し、なでしこジャパン選出を後押しするなど、可能性を感じる戦いを披露。シーズン終了後には「優勝できなかったら責任を取って辞める」と残していたなか、続投を望む声も多かったが、惜しまれながらも退任の運びとなった。

朴康造氏はINAC神戸の公式サイトを通じてコメントしている。

「この度、私朴康造はINAC神戸レオネッサの監督を退任することになりました。選手たちと共に数々の瞬間を共有し、1年間戦えたことに感謝しています。ファン、スタッフ、スポンサー、INAC神戸に関わる全ての皆様にも心から感謝申し上げます。この1年間の経験を活かして、次のステージに進みたいと思います。そして、INAC神戸レオネッサが来季WEリーグで優勝する事を心から願っております。今後も女子サッカー界を応援していきます。ありがとうございました」