マンチェスター・ユナイテッドアルゼンチン代表FWアレハンドロガルナチョが凄まじい闘志を見せつけた。

今シーズンのユナイテッドブレイクを果たした18歳のガルナチョ。大半は途中出場ながらも公式戦34試合の出場で5ゴール5アシストを記録したなか、4月には契約を2028年まで延長しており、来シーズンのさらなる飛躍も期待したいところだ。

今回の代表ウィークではA代表に初招集されており、15日に行われた国際親善試合・オーストラリア代表戦で途中出場から初キャップを獲得。続く19日のインドネシア代表戦でも60分からピッチに立つと、あるプレーが反響を呼ぶこととなった。

ボックス内で相手選手の深いスライディングタックルによってボールをロストしたガルナチョ。すぐさま立ち上がると、そのまま追いかけ、大きくクリアしようとする相手選手に向けて勢い任せに報復スライディングタックルをお見舞いした。

ガルナチョのスライディングタックルは完全にアフターで、足裏が相手選手の右足を直撃。このシーンではお咎めなしだったが、舞台がプレミアリーグのような公式戦であれば、レッドカードが提示されてもおかしくない危険なプレーとなった。

それでも、一部のユナイテッドファンはこのプレーに好感を持った模様。SNSでは「ルーニーを思い出しちゃうね」「ワッザさんは誇りに思うだろう」などと、若かりし頃に血の気の多さが目立ったレジェンド・元イングランド代表FWウェイン・ルーニー氏と比較する声も上がった。

ガルナチョの今後がやや心配になるという見方もできるが、ユナイテッドルーニー氏や元アイルランド代表MFロイ・キーン氏のような血気盛んな選手がチームをけん引した時代に数々のタイトルを勝ち取っており、懐かしさを覚えたファンもいた、ということのようだ。あるファンは「サンチョもこのくらいやれ!」とコメントしている。