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職場で思わぬことから修羅場になったという経験談が寄せられた。30代前半の男性（東京都／年収600万円）は、飲食店で接客の仕事をしている。ある日、新規の客が来店し、本来なら男性が席に案内しなければならなかったが、その時に男性は別の客からの「宗教上食べられないものがある」という質問に対応していた。そのため他のスタッフに案内を依頼したところ、予想外の展開が待っていた。
（文：林加奈）
「そのスタッフは対応してくれましたが、直後『しっかり周りを見て仕事して』と突然怒鳴ってきました」
ちなみに怒鳴ってきたスタッフは、「バイトリーダーや主任など肩書は一切ない一般社員」だったという。男性は、指摘されたことの
「意味が理解できなかったので、何を言っているのか聞くも『だーかーらーちゃんと仕事してって言ってるんでしょ』と言う。言うことがあまりに抽象的すぎて意図がつかめない」
男性の言い分はもっともだ。ここから男性と社員の押し問答が続いた。
「先に質問をしてきたお客様をいったんおいて、後から来た新規のお客様を対応すればよかったのか？」
と男性が確認すると、社員は、
「お客様の対応は放置しなくていい」
と言う。納得できない男性は「では何に怒っているのか再度確認しても」、社員は、
「ちゃんと周りを見て仕事してって言ってるんでしょ」
と怒鳴るだけ。「お客様からされた質問に回答していたことの何が良くない？」と食い下がる男性に、社員は、
「だーかーらー周りを見て仕事して」
と同じことを繰り返すばかりで、全く話が噛み合わなかった。男性は、一連のやり取りを通して、
「何かにつけて、怒鳴りつけたいだけなんだな」「キレることで自分を強く見せたいだけの、中身のない薄っぺらいかわいそうな人なんだな」
と実感したという。
男性がちゃんと周りを見て仕事をしていないというのなら、具体的にどう見ていなかったのか、また、どう対応すれば良かったのかを指摘しなければ、男性は改善しようがない。ただ怒鳴り続けているだけでは、相手には何も響かないだろう。
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