20日、国際親善試合が各国で行なわれた。

 EURO2024のホスト国であるため、同大会予選を免除されているドイツ代表は、コロンビア代表と対戦。カタールW杯以降の親善試合4試合でわずか1勝と大不振に喘ぐドイツ代表は、GKマルクアンドレ・テア・シュテーゲンやMFジャマル・ムシアラ、MFイルカイ・ギュンドアンらが先発出場。一方のコロンビア代表はMFフアン・クアドラードやFWルイス・ディアス、FWラファエル・ボレらがスタメンに名を連ねた。

 試合は、スコアレスで迎えた54分にコロンビアのゴールで動いた。サイドでボールを受けたMFクアドラードのピンポイントクロスにFWルイス・ディアスが頭で合わせて先制点を挙げると、さらに81分にはハンドにより獲得したPKをMFクアドラードが決めてリードを2点差に広げる。試合は0-2でコロンビアに軍配。ドイツはシュート4本にとどまるなど、内容面でも完敗となったまま、9月の日本戦に臨むことになる。

 セネガル代表と対戦したブラジル代表は、11分にMFルーカス・パケタのゴール幸先良く先制に成功した。しかし22分に同点とされると、52分にDFマルキーニョスのオウンゴールで逆転弾を献上。さらに3分後、FWサディオ・マネに追加点を許し、1点差に詰め寄った後半アディショナルタイムにも同選手に再びゴールネットを揺らされる。試合は2-4セネガル代表が勝利。ブラジル代表も、ドイツ代表と同様にカタールW杯以降の親善試合3試合で1勝2敗と負け越したまま、9月から始まる2026年のW杯出場を賭けた南米予選に挑むことになる。

【試合結果】
ドイツ代表 0-2 コロンビア代表
【得点者】
0-1 54分 ルイス・ディアスコロンビア代表)
0-2 81分 フアン・クアドラード(コロンビア代表)

【試合結果】
ブラジル代表 2-4 セネガル代表
【得点者】
1-0 11分 ルーカス・パケタ(ブラジル代表)
1-1 22分 ハビブ・ディアロ(セネガル代表)
1-2 52分 オウンゴールセネガル代表)
1-3 55分 サディオ・マネセネガル代表)
2-3 58分 マルキーニョス(ブラジル代表)
2-4 90分+7 サディオ・マネセネガル代表)

大不振に喘ぐドイツ代表 [写真]=Getty Images