主にエンターテインメントコンテンツおよびIPの海外向けPR・マーケティングを多言語で支援する日本発のPRエージェンシー『Vegas PR Group』(本社:東京都目黒区、代表取締役:ローレン・ローズ・コーカー)が、2023年1月発足したことをお知らせいたします。

インターネットの進歩やSNSの台頭により、音楽をはじめとする様々なコンテンツ・IPがこれまで以上に言語の壁を越えてグローバルに進出してきており、国内だけでなく海外向けマーケティングの成功が、アーティストやレーベル、企業にとって収益を増やすカギとなっています。しかし、特に日本国内の音楽・エンターテインメント業界では、海外プロモーションに特化したPRエージェンシーがこれまで会社として存在していませんでした。そのような中、音楽・エンターテインメント業界において十数年の経歴を誇る代表のローレン・ローズ・コーカーが、自身を筆頭に多国籍チームからなるVegas PR Groupを発足し、従来の型にはまらない多言語での海外向けPR・マーケティングを通じて、日本のコンテンツやカルチャーの海外発信をあらゆる面からサポートしてまいります。

【日本の音楽・エンターテイメント市場の動向】

アニメや音楽に代表される日本のコンテンツは、国内のみに留まらず世界中にファンが存在し、今日も各国からの訪日観光客を惹きつけるほどの強力な産業となっています。IFPI GLOBAL MUSIC REPORTによると、長年にわたり日本の音楽市場は世界で2番目、アジアでは最大となっていますが、隣国・中国に目を向けてみると、2020年には世界で7位だった音楽市場が2021年には6位、昨年2022年には5位にまでランクを上げ、その成長率は日本の5倍となるなど急速に成長しています※1。

また、経団連が今年4月に行なったエンターテインメント・コンテンツ産業に関する提言では、日本のエンターテインメントコンテンツを日本経済を牽引する産業と位置付け、官民連携により日本発のコンテンツの海外市場規模を2021年の4.5兆円から2033年には15~20兆円まで引き上げることを目指すと発表しています。※2

* 1: IFPI GLOBAL MUSIC REPORT 2023 (https://globalmusicreport.ifpi.org)

*2: 経団連 Entertainment Contents ∞ 2023 (https://www.keidanren.or.jp/policy/2023/027_gaiyo.pdf)

2008年のキョードー東京への入社以降、ソニー・ミュージックエンタテインメントにて新規事業や渉外担当、ZAIKO共同創立兼最高執行責任者(COO)などを歴任し、十数年にわたって日本の音楽・エンターテインメント業界の最前線を見てきたVegas PR Group代表のローレン・ローズ・コーカーは、韓国発のコンテンツならびにBad Bunny、Rosaliaに代表されるスペイン語圏のアーティストが世界を席巻し、インド映画アフロビーツが着実に発展を遂げる中、世界における日本のコンテンツの影響力は以前に比べると相対的に落ち、さらに人口減少に伴い国内コンテンツ市場の縮小が避けられないという問題を、業界に携わる中で実感していました。そして長年にわたり、こうした課題の解決には海外に向けたプロモーションの強化が必要不可欠だという思いを強めていました。しかし、日本のエンターテインメント業界にも海外からのオファーやビジネスチャンスがあるのにも関わらず、ビジネスチャンスを掴めなかったり、海外市場を狙う意欲はあってもそのノウハウを有するパートナーを見つられず、海外でのプロモーション方法が手探りのままで世界の市場における収益の最大化を目指せていないという現状があります。

今回発足した「Vegas PR Group」は、こうした日本国内の業界が抱える課題を解決し、クリエイターや企業の皆様の活躍の場を世界に広げるための強力なパートナーとなれるよう、尽力してまいります。チームには、エンターテインメント業界の知見やノウハウを熟知しているコーカーをはじめ、世界的に有名な日本のロックバンドのマネジメント経験がある音楽業界のベテラン、PitchforkやThe Guardianなど海外有名媒体での執筆経験を誇るライター、カルチャーやコンテンツ・IPを中心としたPRのスペシャリストなど、日米韓からなる多国籍なエキスパートたちが集結。世界のオーディエンスにしっかりと情報を届けられるよう、世界に向けたPR戦略や、SNS・インフルエンサーを活用したデジタルマーケティング、多言語でのコピーライティングなど、多彩なマーケティングサービスを展開し、エンターテインメント業界の皆様を幅広くサポートいたします。また、2025年の大阪万博に向けたプロジェクトや、海外でのイベント出演サポートなど、アートや観光、地方創生などの分野においてもサービス展開を広げらるよう、邁進してまいります。

【提供するサービス】

2023年1月の設立からわずか半年で、Vegas PR Groupは大手レーベルやイノベーション企業に対する国内外のPRプロモーションを担当し、これまでに7言語、19カ国・地域、70以上の国内外の媒体への掲載実績を誇ります。さらに、英語でのニュース掲載に加え、海外メディアとのインタビュー掲載調整や海外イベント・コンサートブッキングも担当し、クライアントの皆様の多岐にわたるニーズに応えてまいりました。主な提供サービスは以下のとおりです。

Vegas PR Group 代表取締役兼ディレクター、ローレン・ローズ・コーカーのコメント】

「これまで、IPやコンテンツを管理・制作する日本の多くの企業が、過去に作られた独自のルールを変えることができず、海外市場に目を向けられていないという状況にありました。しかし、縮小し続ける国内市場に直面する日本において、海外市場を視野に入れないという選択肢はもはやありません。あらゆるコンテンツがグローバルにデジタルリリースされ、言語を越えてコンテンツが世界を往来できるようになった今こそ、日本のコンテンツは海外からの収益増加を構築できる大きなチャンスを迎えています。そして世界を舞台にする上で必要とされるのは、国内のアーティストやクリエイターが持つストーリーを理解し、様々な言語・文脈で海外の幅広いマーケットに伝えられるPR・マーケティングエージェンシーです。Vegas PR Groupは、グローバルな舞台に日本のコンテンツを次々と投入し、世界のエンターテインメント経済における日本の存在感およびポジションを確立していくことを目指します。」

【ローレン・ローズ・コーカー プロフィール】

米国・シカゴ出身。2008年にシカゴ大学を卒業後、同年に来日。翌年にはコンサートプロモーターの株式会社キョードー東京入社。2013年より株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントにて新規事業や渉外を担当。2019年1月、電子チケット販売プラットフォームのZAIKOを共同設立し、同年から内閣府知的財産戦略本部の構想委員会委員を務める。2022年に親族から有限会社山本材木店を代表取締役として引き継ぎ、同年12月、海外向けに日本のコンテンツプロモーションを行うPR・マーケティング事業、Vegas PR Groupを立ち上げる。

Vegas PR Groupについて】

Vegas PR Groupは、“より多くの日本のアーティスト、コンテンツ、組織をグローバルな舞台での成功へと導く”をミッションに、2023年1月にローレン・ローズ・コーカーにより創立されたPRエージェンシー。東京を拠点に、多言語対応力と海外マーケットとのコネクションを活かし、世界から注目される日本のエンターテインメントや文化の海外向けPR・マーケティングを主な事業とし、海外でのイベントのキャスティングや、コンテンツやIPに関するコンサルティングまでを行う。事業設立以来わずか6カ月以内で、ソニーミュージックレーベルズ、日本コロムビア、コードクリサリス徳間ジャパンコミュニケーションズなど、多様なコンテンツを誇るレーベルや企業のPR・マーケティングサポートを行い、ストリーミングライブや、アルバムリリース、ミュージックビデオ公開などに向けた海外への情報発信のほか、国内におけるPRも担当。

    設立: 2023年1月4日

   所在地: 東京都目黒区駒場四丁目

 代表取締役: ローレン・ローズ・コーカー

ウェブサイト: https://vegaspr.jp (日本語) / https://vegaspr.group(英語)

配信元企業:有限会社山本材木店

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