転倒リスク検査「STA²BLE(ステイブル)*1」を提供するUNTRACKED株式会社(本社:神奈川県横浜市、CEO:島圭介(横浜国立大学准教授)、以下UNTRACKED)は、2023年1月から3月にかけて横浜市のスタートアップ社会実装推進事業で、市内のスポーツセンター等で計測イベントを行いました。その結果、スポーツセンター常時利用者の転倒リスクは同年代と比較して16歳以上低いことが明らかになりました。

*1…厚生労働省 令和3年度「高年齢労働者安全衛生対策機器実証事業」で転倒リスク計測の有効性が認定済み https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_19051.html)

【背景】

現在、日本は世界で最も高齢化が進んでおり、高齢化に伴って転倒事故も増加しています。転倒は要介護原因第4位、休業4日以上の労災原因第1位となっており、人口減少が止まらない日本においては労働人口確保、社会保障費の削減のためにも転倒予防による健康寿命の延伸が必要不可欠です。

横浜国立大学発ベンチャーであるUNTRACKEDは転倒予防に関する研究を製品化し、世界初の転倒リスクを可視化できる検査装置「STA²BLE」として世に展開しています。

【概要】

2022年12月にUNTRACKEDの「StA²BLE」は、横浜市が実施する「スタートアップ社会実装推進事業トライアル導入コース*2」に採択され、横浜市内のスポーツセンター5施設、横浜市経済局、横浜市シルバー人材センターに当社開発製品である「転倒リスク検査装置 STA²BLE」を導入し、2023年1~3月にかけて計測イベントを実施しました。

いずれの施設においてもSTA²BLEは大変好評をいただき、最終的に全8施設で272名の方々の計測を行いました。その中で、スポーツセンターを日常的に利用しており、普段から体を動かしている高齢の方々は計測結果である「立位年齢(R)*3」が実際の年齢より低い傾向にありました。

*2…横浜市経済局と横浜未来機構が市民協働事業として実施。令和5年3月までの間、サービスや製品の特性に応じた導入先の探索やマッチング、導入効果の検証に関するコンサルティングなどの伴走支援を行い、普及推進につなげる。

*3…転倒リスクの新しい評価指標。身体機能と感覚機能の両方を加味した指標で、立位年齢(R)が実際の年齢よりも低ければ低いほど転倒リスクが低いことを表す。

【結果】

解析を行ったのは、許可を得たスポーツセンター3施設で計測を行った利用者のうち、50歳以上を対象とした84名です。

平均年齢:71.4歳±8.7、年齢分布:51~87歳

平均立位年齢:55.1歳±17.7

利用者の実年齢平均と立位年齢(R)の平均を比較したところ、その差は-16.3歳で、有意差(有意水準p

配信元企業:UNTRACKED株式会社

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