17試合ぶりの一発を放った吉田。チームも10-4で勝利した(C)Getty Images

 レッドソックス吉田正尚は現地6月20日(日本時間21日)、敵地で行われたツインズ戦に「4番・レフト」で先発出場。8回の5打席目に放った8号2ランを含む、5打数3安打3打点の大暴れでチームの勝利に貢献した。

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 8点差の大量リードで迎えた8回の1死一塁、5打席目が回ってきた吉田は相手3番手のオリバーオルテガが初球に投じた95マイル(153キロ)のシンカーを完璧に捉え、打球を右中間スタンドの2階席まで運んだ。吉田の本塁打は打球速度108.8マイル(約175.1キロ)、打球角度は24度、飛距離447フィート(約136.2メートル)を計測。17試合ぶりとなる一発は特大のアーチだった。

 ベンチに戻ると、恒例となったダンベルパフォーマンスを披露。それまでは金色のダンベルを使っていたが、新しくなった透明のダンベルを持って喜びを表現した。

 豪快な一発を含む猛打賞の活躍で復調の兆しを見せた“マッチョマン”に指揮官は安堵の表情を浮かべた。地元放送局『NESN』は記事を配信し、試合後のレッドソックスアレックス・コーラ監督のコメントを紹介。

 同メディアは、8号弾を放った吉田について指揮官が「彼はここ最近、打席ではあまり調子がよくなかったが、今日はラインドライブを打ち、その打球はとてもよく飛んでいた。『ああ、彼は良いバッターだ』ということを思い出させてくれるような一発だった」と話したことを明かした。今季7号を放ったのは5月31日(同6月1日)の試合で、この日の一発は17試合ぶり、久々にアーチを描いた吉田を称えていた。

 また、同監督はこの日の一発がいいきっかけになるとし、「マサタカはパワーを求めて打ってくれるだろう。(今日のホームランは)完璧なスイングでボールを打ち砕いた。それを見るのはいいことだ。さらに調子が良くなってくれば、もっと打てると信じている」と、本塁打“量産”に期待した。

 “マッチョマン”のパワーにはさらなる期待がかかる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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