シント・トロイデンは21日、ブンデスリーガ2部(ドイツ2部リーグ)のマクデブルクに期限付き移籍していたMF伊藤達哉が、同クラブに完全移籍することを発表した。なお、マクデブルクとの新たな契約期間については明かされていない。

 現在25歳の伊藤は柏レイソルの下部組織出身。2015年夏にハンブルガーSVの下部組織へ移籍し、アンダーカテゴリーで経験を積むと、2017年12月にトップチーム昇格を果たした。同クラブで公式戦通算37試合に出場した後、2019年夏にシント・トロイデンへ完全移籍で加入。その後の2シーズン半で公式戦22試合出場1ゴールという成績を残した。

 2022年1月には、当時3部リーグに所属していたマクデブルクへ期限付きで加入し、ドイツ復帰を果たす。シーズン後半戦のみの在籍で公式戦通算18試合出場5ゴール4アシストという成績を残し、チームの2部昇格に貢献。レンタル期間を延長して臨んだ2022-23シーズンは、ブンデスリーガ2部で33試合出場5ゴール5アシストを記録し、DFBポカールでは1試合に出場した。

 完全移籍への移行に際し、伊藤はマクデブルクのクラブ公式サイトを通じて次のようなコメントを発表している。

「マクデブルクに留まることができて非常に幸せですし、このクラブで常に居心地の良さを感じています。チーム、クラブ、ファンの皆さん、そしてこの街が大好きですし、マクデブルクというクラブでの将来を楽しみにしています」

 また、同クラブのクリスティアン・ティッツ監督は「タツ(伊藤)をこのクラブに留め、共通の道を歩み続けられることを非常に嬉しく思う。タツは優れた1対1での素質に加え、優れた社交的スキルも持ち合わせている。それは我々のチームにとって非常に重要なことだ」と喜びを語っている。

伊藤達哉がマクデブルクへ完全移籍! [写真]=STVV