6月26日(月)に最終回を迎えるドラマ「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)。レギュラー出演する白石聖中川大輔、丸山智己、仲村トオルが先日クランクアップし、スタッフや他のキャストからの拍手に包まれる中、晴れやかな表情で写真撮影に応じた。さらに、4人からコメントも到着した。

【写真】変装してつなぎ姿の天海祐希&松下洸平と白石聖

■天海祐希&松下洸平を取り巻く4人

本作は、明晰(めいせき)な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、さまざまな依頼を超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。

仲村は、涼子がかつて顧問弁護士を務めていた諫間グループ社長・諫間を、白石は諫間の娘であり、涼子の下で見習い探偵として働く久実を演じている。また、中川は、涼子らに協力する裏社会の若きリーダー・浩次役、丸山は、涼子を愛してやまない元刑事・丹波役で出演している。

白石聖 コメント

撮影期間があっという間すぎて、もう最近のことしか覚えていないです(笑)。演じた久実は、涼子さんをはじめ皆さんにたくさんお世話になりました。上水流エージェンシーの事務所内での留守番も多かったですが、後半は、ヘビメタのコスプレをしたり、貴山さんと一緒に涼子さんを尾行したり、一緒に潜入する機会も多くて本当に楽しかったです。ちょっと暴走し過ぎているときもありましたが(笑)。最終回は…本当に怒濤(どとう)の展開です! 涼子さんと貴山さんはもちろん、久実もお父さんとどのような関係を築いていくのか…佳境になりますので、楽しみにしていただけたらうれしいです! 最後まで絶対に皆さんの期待を裏切らない、痛快な物語になっているので、ぜひご覧ください!

中川大輔 コメント

浩次は本当にファンキーな役なので、毎回現場入る前にすごいテンションを上げてスイッチを入れていました! テンション高い役は演じていて楽しいし、僕が演技で何か試してみると他のキャストの皆さんがそれ以上で返してくれる現場でしたので、事前に想像ができない分、毎シーン本当に勉強になりました。特に、“涼子ちん”はいろいろ仕掛けてくるので、それに乗っかるのがとても面白かったですし、浩次みたいなハイテンションな人が嫌いな“のぶりん”に絡んでいくのは、意地悪心で楽しかったです(笑)。最終回は…涼子ちんとのぶりんの名コンビはどのような結末を迎えるのか…最後まで楽しみながら見ていただけたらなと思います。もちろん浩次も、最後までお見逃しなく!

■丸山智己 コメント

丹波役、終わってしまうんですね…寂しいです。突然空気をぶち壊したりするうざい役で(笑)、勝手にやり過ぎていた気がするので、大丈夫かなと心配でした。天海さんがお芝居でうっとうしそうな顔をしますが、家に帰った後「あれはもしかして素だったのでは…」とふと不安になって思い出すこともありました(笑)。天海さんはどう思っていたか分かりませんが、僕はワクワク、ウキウキしながら、幸せをかみしめながら演じていました。すてきな大先輩からいろいろと学びながら、演技の新たな扉が開いた感じもしてうれしかったです。最終回は…とにかくすごいです。すごい、の一言です。毎話びっくりするような展開がありますが、最終回はそのびっくりがぎゅっとしていますので! 丹波の活躍も含めて、ぜひ楽しみにしていてください!

■仲村トオル コメント

最後の現場はまさかの雨でしたが、無事に撮り終えることができて良かったです! 撮影日数がそれほど多くなかったのですが、理想的座長の天海さんをはじめ皆さんのおかげで、本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。楽しかったので、番宣で天海さんと洸平に巻き込まれて、恥ずかしいステップを踏んでしまったことも忘れられそうな気がします(笑)。 収録直後は、やってしまった…と思っていましたが、オンエアを見た娘たちには「よく頑張ってた」と言われたので、今となってはそれも良い思い出になっています(笑)。最終回は…諫間を演じた僕にとって、重要な回です。父と娘、親子の関係を丁寧に描いてもらえて、うれしかったですし、白石聖ちゃんも素晴らしかったので注目していただきたいです。聖ちゃんの涙、とても美しいです。

最終話あらすじ(※第10話のネタバレあり)

弁護士だった当時、涼子(天海祐希)に催眠をかけるよう依頼し、法曹界から追放したのは諫間(仲村トオル)だった。理由が分からず、納得できない涼子は、貴山(松下洸平)に促され、諫間グループの顧問弁護士だった頃のことを思い返す。

すると、諫間が、負債を抱えた技術系の小さな会社と合併しようと躍起になり、それに反対してもめたことがあったと思い出す。しかし、父親の後を継ぎ、顧問弁護士として二代にわたって会社を支え、信頼関係を築いていたことから、その程度のことで諫間が自分をおとしめるはずがないと話す涼子。いくら考えても理由が分からず、もはや本人に聞くしかないと意を決した涼子は、貴山を連れて諫間の元へ向かう。

「あんな姑息(こそく)な手、私の知ってる諫間慶介なら、絶対にやらない」――。うそであってほしいと願う涼子に、諫間は驚くべき言葉を口にする。さらに、椎名(野間口徹)が拉致・監禁されるという新たな事件も勃発する。

クランクアップを迎えた白石聖、中川大輔、仲村トオル、丸山智己(左上から時計回り)/(C)カンテレ