杏や呉美保監督らが参加した、女性を主人公にした7つの短編から成るアンソロジー映画『私たちの声』より、国際色豊かな7人の女優陣が勢ぞろいした豪華ポスターが解禁された。

【写真】女性が主人公の7つの物語『私たちの声』場面写真

 女性のエンパワーメントが叫ばれる現代、世界の映画界で活躍する女性監督と女優が集結し、女性が主人公の7つの物語を紡ぎ出した本作。「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンとする非営利映画製作会社「We Do It Together」協力のもと、そのメンバーを中心に、企画意図に賛同した多くのキャスト&スタッフたちが世界中から集結。実際の出来事から着想を得たエピソードからフィクション、さらにはアニメーションまで、世界各地を舞台に感動的で力強い物語が描かれる。

 出演者は各国を代表する実力派女優が勢ぞろい。『ドリーム・ガールズ』のジェニファー・ハドソン、『スーサイド・スクワッド』のカーラ・デルヴィーニュをはじめ、エヴァ・ロンゴリア、マーシャ・ゲイ・ハーデン、マルゲリータ・ブイ、ジャクリーンフェルナンデスらが名を連ねる。

 監督には、『トワイライト〜初恋〜』のキャサリン・ハードウィック、女優タラジ・P・ヘンソンらが参加する。日本からは、『そこのみにて光輝く』が国内外で高い評価を受けた呉美保が、前作『きみはいい子』以来8年ぶりにメガホンをとり、女優・杏を主演に日本の情緒あふれる家族の姿を描く。

 さらに、本年度アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた主題歌「Applause」は、これまでセリーヌ・ディオンシェール、レディー・ガガなど著名アーティストに楽曲を提供したダイアン・ウォーレンが作詞・作曲を務め、歌手・女優としてマルチに活躍するソフィア・カーソンが歌唱を担当。今日という1日を生きる人々に、曲名どおり「拍手」を贈る力強い楽曲となっている。

 この度、国際色豊かな主演女優7人が集結したポスターが解禁。『ペプシとキム』でドラッグ依存と多重人格を克服しようと戦う女性を演じたジェニファー・ハドソン。『無限の思いやり』で、コロナ禍のロサンゼルスで出会う医師とホームレスの女性に扮し、心温まる交流を見せるマーシャ・ゲイ・ハーデンとカーラ・デルヴィーニュ。『帰郷』で亡き妹の娘との人生を考えるキャリアウーマンを演じたエヴァ・ロンゴリア。

 さらに、『私の一週間』で、子育てと仕事に翻弄されるシングルマザーの1週間の日常を熱演した杏。『声なきサイン』で、深夜勤務中に訪れた犬の飼い主が家庭内暴力の被害者であることに気づき、彼女を助けようと立ち向かう獣医を演じたマルゲリータ・ブイ。『シェア・ライド』で、トランスジェンダーの女性と初めて交流し新しい世界に触れる美容外科医を演じたジャクリーンフェルナンデス。そして彼女たちの下には、多様性をテーマに描かれたアニメーション『アリア』のキャラクターが、切手とスタンプの形で添えられている。

■杏が主演した呉美保監督作『私の一週間』ストーリー

 シングルマザーのユキ(杏)は、アヤとトワという2人の子どもたちを育てるために、毎日休みなく働く。朝はせわしなく始まり、朝食を作り、洗濯をし、掃除機をかけ、アヤを小学校へ送り出した後にトワを保育園へ送り届け、経営する弁当屋に。夕方に子どもたちを迎えに行き、習い事に連れて行く。帰宅すると夕食を作り、風呂、寝かせつけのあと、新しい弁当のメニューを考え、日が変わった頃に眠りにつく…という多忙なルーティンを繰り返す。

 映画『私たちの声』は、9月1日より劇場公開。

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