奈緒が主演を務める木曜劇場「あなたがしてくれなくても」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)の最終回が、6月22日(木)に放送される。

【写真】笑顔を見せる誠(岩田剛典)

■二組の夫婦による禁断の恋愛ドラマ

同ドラマは、2017年から漫画雑誌漫画アクション」にて連載をスタートし、2018年には電子書籍「めちゃコミック」の年間ランキング1位を獲得したハルノ晴の同名コミックが原作。

セックスレスをテーマに、問題を抱える二組の夫婦が出会うことで崩れていく夫婦関係や複雑にもつれていく関係を描く禁断の恋愛ドラマ。監督は「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(2014年)を担当した西谷弘監督が務める。

■登場人物の役どころは…

問題を抱える二組の夫婦を演じるのは、奈緒、永山瑛太、岩田剛典、田中みな実の4人。奈緒は夫と結婚5年目で仲はいいがセックスレス歴2年、夫の愛を感じられず不安を抱えて過ごすOL・吉野みち、永山はコーヒーに強いこだわりを持つカフェの雇われ店長で、みちとはセックスレスでもいい夫婦関係を築けていると信じている吉野陽一を演じる。

岩田は働きぶりは優秀で人当たりも良く、端正な顔立ちのためひそかに社内のファンも多いが、誰にも言えない秘密を抱えているみちの会社の元上司・新名誠、田中は今がキャリアの正念場だとプレッシャーを感じ、プライベートを犠牲にして仕事に没頭する日々を送るファッション誌の副編集長・新名楓を演じる。

また、ひょんなことから陽一と出会う色気を漂わせる謎の女性・三島結衣花役をさとうほなみが、あざとさとチャーミングさを兼ね備えたフタバ建設に勤めるみちの後輩・北原華役を武田玲奈が務める。

ほか、大塚寧々が誠の母親・新名幸恵役、MEGUMIが楓の上司でファッション誌の編集長・川上圭子役、宇野祥平が陽一が店長を務めるカフェのオーナー・高坂仁役で出演する。

■最終回のあらすじ

みち(奈緒)は陽一(永山瑛太)と、誠(岩田剛典)は楓(田中みな実)と離婚が成立した。誠は「お互いのことが解決したら…」と伝えていたみちを水族館に誘う。誠の言おうとしていることがわかったみちは先に話そうとするも、誠は「今まで自分の気持ちは後回しにしてきたけど、あなたへの気持ちだけは大事にしたい」とそれを制し、「好きです。ずっと一緒にいてください」と告白をする。

誠の気持ちを正面から受け止めたみちは「気持ちには応えられない。誰にも頼らず1人で生きて行きたい」と正直な気持ちを返した。「ありがとう。ちゃんと振ってくれて」と誠は伝え、2人はセックスレスの戦友になれたことや、お互いを好きになったことを後悔していないと話し、別れた。

2カ月後、誠は陽一のカフェに呼ばれる。陽一にみちと別れたのか聞かれた誠は口を濁し、そんな誠を見て陽一は、みちと誠は付き合っておらず、誠が振られたことを知る。陽一がカフェに誠を呼び出したのは、ふと立ち寄ったカフェでみちと別の男がデートしている姿を見たからだった。誠は「みちさんに限って」と否定するも、振られてから一度も会っていないと言う。そんな誠に、陽一は「みちは誰かがそばにいて見てやんなきゃダメじゃないの?」といら立つが、誠もまたいら立ち「みちさんは1人で生きていますよ」と返す。

一方、1人で生きて行く決意はしたみちだったが、実際に一人になってみて、不便さや寂しさを実感し始めていた。そんな時、陽一の家に姉・麻美(紺野まひる)が来た。麻美は子供の音楽教室の発表会に行けないので、みちに代わりを頼んだと言う。自分も行こうとする陽一に、麻美は「あんたは来なくて良い」と告げる。

――という物語が描かれる。

■「幸せとは、何か」4人がそれぞれの幸せと向き合う

最新の予告映像は、「幸せとは、何か」という文字とともにみち、誠、陽一、楓がそれぞれの人生を歩む場面が映し出される。そして、「ちゃんと決着をつけたい」という誠の声の後ろに、誠、陽一、みちの姿が流れ、動画は幕が閉じる。

予告動画を見た視聴者は「陽ちゃんが離婚届にサインする時のみちがリアルでした…」「みちが誠を振ったのにびっくりしました、なんで…」「水族館でのシーンに涙止まりませんでした」「4人それぞれの気持ちを思うと切なすぎました」といった10話の感想とともに「“幸せとは、何か”、4人の姿を見て考えさせられそうです」「4人が幸せになってほしいです」「最終回、寂しいです…」などの声が上がり、どんな展開が待ち受けているのか注目が集まっている。

優しい表情で携帯を向けるみち(奈緒)/(C)フジテレビ