主演に椎名桔平を迎え、WOWOWにて8月13日(日) 22時から放送・配信される『連続ドラマW 事件』のオールキャストと特報映像が公開された。

原作は、ミステリー作家・宮部みゆきにも多大な影響を与えた大岡昇平による小説。1978年には映画版も製作された。今回のドラマでは舞台を昭和から令和に移し、取材を基に、当時未導入の裁判員裁判制度での心理戦を描写。生まれ育った環境から飛び出そうと葛藤する人々を通して社会の闇をえぐり、その先に光る繊細な希望を人間ドラマとして濃密に描く。

主人公・菊地大三郎は、過去に裁判⻑として下した判決がトラウマになりながらも、抜群の洞察力と機知に富む弁舌で、裁判という空間と改めて向き合う決意をした弁護士。殺人罪を問われている被告人と被害女性のみぞ知る事件の裏に潜む孤独と絶望、その闇の真相を痛みを伴いながらもたぐり寄せていく。監督は『連続ドラマW インフルエンス』『連続ドラマW 絶叫』など重厚な人間ドラマを数々手掛けてきた水田成英が務める。

キャストは、事件の被害者で地元で小さなスナックを経営していた坂井葉津子役に北香那、葉津子の殺害容疑で逮捕され裁判員裁判にかけられる上田宏役に望月歩、葉津子の妹で宏の交際相手・坂井佳江役に秋田汐梨、歌舞伎町で出会った葉津子に付きまとい、彼女の店に出入りする宮内辰哉役に高橋侃、菊地が所属する高橋・坪田法律事務所の共同経営者で、菊地の理解者である坪田真紀子役にふせえり、同事務所のクラークで、自身も法律家を目指して前向きに仕事にあたっている大崎志那子役を貴島明日香が演じる。

そのほか地元の建築会社の経営者で、葉津子の遺体の第一発見者・大村吾一役に中村シユン、宮内の現在の交際相手で裁判の流れを大きく左右する重要な情報を持っている桜井京子役に仁村紗和、菊地と真っ向から対決する神奈川地検屈指のエース検事・岡部梢乃役に入山法子、地元の市議会議員を務める宏の父親・上田喜平役に堀部圭亮、葉津子と佳江を女手ひとつで育てた母親・坂井すみ江役にいしのようこ、本事件の裁判⻑を務める谷本一夫役には、映画版で宏役を演じた永島敏行が決定。さらに、高橋・坪田法律事務所の代表で、菊地とは大学時代からの親友で最大の理解者でもある高橋茂樹役に髙嶋政宏という個性溢れる実力派キャストが集結した。

併せて、総勢13名の俳優陣による緊迫感溢れるポスタービジュアルも公開。真っ直ぐ前を見据えながら、左右に真実の扉を開く菊地の表情が印象的なデザインとなっている。

『連続ドラマW 事件』特報映像

<作品情報>
『連続ドラマW 事件』

WOWOWにて8月13日(日) 放送・配信スタート(全4話)
第1話無料放送【WOWOWプライム/WOWOW 4K】
無料トライアル実施中【WOWOWオンデマンド】

原作:大岡昇平『事件』(創元推理文庫刊)
監督:水田成英
脚本:三田俊之

【キャスト】
椎名桔平
北香那、望月歩、秋田汐梨、高橋侃/ふせえり、貴島明日香、中村シユン、仁村紗和
入山法子、堀部圭亮、いしのようこ/永島敏行/髙嶋政宏 ほか

【ストーリー】
ある資材置き場で刺殺体が発見される。被害者は地元で細々とスナックを経営する20代女性。ほどなく19歳の⻘年が殺人及び死体遺棄の容疑で逮捕された。⻘年の弁護は、ある裁判を機に過去にとらわれ、“真実”に背を向けた元裁判官の弁護士・菊地大三郎(椎名桔平)に託された。⻘年の自白もあり、すぐに判決が下る単純な裁判だと思われたが、検察での取り調べから一転、裁判で⻘年は殺意を否認する。⻘年のことを調べるうちに、再び“真実”と対峙する菊地。やがて法廷では意外な事実が次々と露見し、裁く者を惑わせる。果たして⻘年は、本当に「人殺し」なのか―― 。

公式サイト:
https://www.wowow.co.jp/drama/original/jiken/

『連続ドラマW 事件』ビジュアル