ジェニファー・ローレンスが、映画『No Hard Feelings(原題)』のニューヨーク・プレミア上映会に出席した。白いドレスを纏ったジェニファーは両親を伴ってレッドカーペットに登場し、仲良く寄り添って写真撮影を行った。過去にジェニファーは、女優を志し14歳で家を出たことや、政治に関する考えの違いから、両親と確執があることを告白していた。

現地時間20日、米ニューヨークリンカーンスクエアで、映画『No Hard Feelings』のプレミア上映会が開催された。ジーン・スタプニツキー監督による同作は、ジェニファー・ローレンスが主演するセクシーなコメディ作品だ

当日、会場のレッドカーペットでは同作のキャストが勢揃いした他、主役を演じたジェニファー・ローレンスが両親と3人で写真撮影を行う場面もあった。

ジェニファーは、ワンショルダーの白いロングドレスを纏ってレッドカーペットに現れた。ドレスはウエストに細いベルトが付き、プリーツが入ったスカートは床まで伸びる美しいシルエットだ。ブロンドのロングヘアは片側をバックに流し、耳にはゴールドのフープイヤリングを重ね付けしていた。

ジェニファーの父親ゲイリーローレンスさんは、ブルーのボタンダウンシャツと淡いブラウンのスーツを着ていた。母親カレン・ローレンスさんは、スタンドカラーと装飾されたボタンが印象的な黒いミニドレスに、同色のハイヒールを合わせていた。

ジェニファーが両親に挟まれて立つと、親子3人がお互いの身体に腕を回して寄り添いながら、笑顔で写真撮影に応じていた。

ジェニファーは、米ケンタッキー州で建設会社を経営するゲイリーさんと、デイキャンプを運営するカレンさんとの間で生まれ育った。しかし彼女は女優としての道を歩むため、若い頃に家を出たのだ。

2018年に米CBSの人気番組『60 Minutes』に出演した際には、女優を目指すために14歳で学校を中退するよう両親を説得したと告白していた。

彼女は女優になると決意したことについて「説明するのはとても難しいけど、『これだわ。これが私がやるべきことなんだ』という圧倒的な思いがあった」と語ると、こう続けた。

「中学校を中退して、GED(米国の高校程度修了認定証)も卒業証書も持っていないのよ。独学で勉強したわ。」

ジェニファーの両親は共和党を支持、そんな両親のもとで育ったジェニファーは、2008年の大統領選で共和党候補者に投票したが、2020年にはジョー・バイデン氏に投票し、自身が民主党派であることを公表した

2022年に米ファッション誌『Vogue』のインタビューに応じた際には、政治に対する考えの違いにより、父ゲイリーさんや家族との確執が生じたことを、次の様に明かしていた。

「私はこれまでの5年間、父や家族を許し、理解しようと懸命に努力してきた。 彼らは間違った情報を得ている。彼らは違う人生を歩んでいるのよ。」

「乗り越えようとしても、出来ないのよ。言いたい放題で申し訳ないと思ってるわ。だけど、もはや政治的でない人々とは一緒にいられない。アメリカに住んでいる限り、政治的でなければいけないのよ。ひどすぎるわ。政治が人々を殺してるのよ。」

2022年9月に「トロント国際映画際」で開催した映画『その道の向こうに(原題:Causeway)』のプレミア上映会では、過去の自分や家族との関係についてこのように語っていた。

「脚本を読んだとき、直感的に『この作品を作らなければならない』と感じました。自分の家を見つけようとする、自分の目的を見つけようとする―そんな気持ちに共感したのです。私は14歳で家を出ました。家族と私の関係はいつも複雑でした。」

画像2~4枚目は『No Hard Feelings 2023年6月20日付Instagram「#NoHardFeelings but this is the best premiere.」』『Sony Pictures 2023年6月20日付Instagram「If you weren’t at this premiere, you missed out.」』『Sony Pictures 2023年6月20日付Twitter「#NoHardFeelings but this is the best premiere New York has ever seen.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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