パナシナイコスは21日、サンプドリアを退団したセルビア代表MFフィリップジュリチッチ(31)の加入を発表した。契約期間は2025年6月30日までの2年となる。

サンプドリアのセリエB降格を受け、今夏の去就が注目されていたジュリチッチ。セルビア代表として41キャップを誇るベテランMFは、同胞イバン・ヨバノビッチ監督が率いるギリシャの名門への加入を決断した。

ツルヴェナ・ズヴェズダの下部組織出身のジュリチッチは、2008年にFKラドニチュキ・オブレノヴァツでファーストチームデビューを果たすと、その後にヘーレンフェーン、ベンフィカマインツサウサンプトンアンデルレヒトなどを経て、2016年夏にサンプドリアに加入。セリエA初挑戦となったが主軸の座は掴めず、2018年1月にベネヴェントレンタルで出されると、シーズン終了後からサッスオーロに移籍した。

そのサッスオーロでは司令塔として活躍したものの、徐々に出場機会を失って昨夏フリートランスファーで古巣サンプドリアに帰還。今シーズンはセリエA32試合に出場し、3ゴールを挙げていた。