バイエルンナポリに所属するDFキム・ミンジェの獲得作戦は、順調に進んでいるようだ。21日、ドイツメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。

 前人未到のブンデスリーガ11連覇を成し遂げたバイエルンは、かねてより、今夏の移籍市場でのDFリュカエルナンデスとDFベンジャマン・パヴァールの退団に備える動きを見ていた。クラブ上層部が作成した獲得候補者リストには、ビジャレアルに所属するDFパウ・トーレスマンチェスター・Cに所属するDFカイル・ウォーカーらの名前が載っており、なかでもナポリに所属するDFキム・ミンジェとは口頭合意に至ったことが伝えられている。

 現時点で最も成功に近いキム・ミンジェ獲得作戦を、バイエルンは数日以内に決着させたいようだ。『スカイ・スポーツ』によると、同選手の移籍交渉は順調に進んでおり、まもなく『ゼーベナー通り(練習場がある通り)』に到着する可能性があるとのこと。選手本人もバイエルン移籍に前向きで、そのことが追い風になっている。

 また『スカイ・スポーツ』は、バイエルン側がキム・ミンジェに対して、2028年夏までの5年契約を用意していることを指摘。移籍金は5000万ユーロ(約78億円)程度で、年俸は1000万(約16億円)~1200万ユーロ(約19億円)の間に落ち着くという見立てだ。
 
 ナポリに33年ぶりとなる“スクデット”をもたらしたキム・ミンジェのミュンヘン行きが近づいている。なおバイエルンは、上記で述べたDFパウ・トーレスやDFカイル・ウォーカーらについても引き続き動向を見守っていくようだ。

バイエルンがDFキム・ミンジェの獲得に近づく [写真]=Getty Images