チャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガム・シティは22日、ロイヤル・アントワープからMF三好康児(26)を完全移籍で獲得することを発表した。

リーグイングランドサッカー協会(FA)の許可、ビザの承認が条件に。2年契約を結ぶこととなり、7月1日からチームに合流するという。

川崎フロンターレの下部組織出身の三好は、北海道コンサドーレ札幌横浜F・マリノスへのレンタル移籍を経験。2019年8月にアントワープレンタル移籍。2020年7月に完全移籍に切り替わっていた。

4シーズンにわたって在籍した三好は公式戦92試合で10ゴール9アシストヨーロッパリーグ(EL)、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)も経験するなどしたが、今シーズンは10月に左ヒザの前十字じん帯を損傷。手術を行い離脱すると、そのまま出番がなくシーズンを終えていた。

なお、チームはジュピラー・プロ・リーグで優勝。カップ戦も優勝を果たしていた。

三好は自身のインスタグラムでアントワープからの退団を発表していたが、新天地はイングランドとなった。

三好はクラブを通じてコメントしている。

「彼らは本当に僕を望んでいました。ここに来たいと感じました。監督と話した時、とても良いビジョンを持っていました」

「彼らは僕に対しても良いビジョンを持っており、僕はチームに加われるし、自分自身を捧げられると思っています」

バーミンガムは昨シーズンのチャンピオンシップで17位と低迷。かつてはプレミアリーグにも所属しており、今夏レアル・マドリーに移籍したイングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)が育ったクラブとしても知られる。