漁師や生産者と直結してお届けする“今朝獲れ”、“神経〆”の付加価値高い鮮魚や正当な価格で買い取る未利用魚を積極活用し魚食の持続可能性を追求する「四十八漁場(よんぱちぎょじょう)」(運営 APHD)は、環境月間に寄せてビーチクリーン活動を実施しました。

今回四十八漁場がごみ拾いを実施したのは逗子海岸ですが、契約漁師さん方にも声をかけ、生産側と消費側とが連帯する形でごみ拾いを開催しました。

本稿では、その様子を報告いたします。

前半は逗子でのごみ拾いの様子、後半は各地の漁師さんのごみ拾いの様子です。

ぜひ最後までご覧ください!

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【四十八漁場 逗子海岸でのごみ拾い概要】

■実施日:2023年6月11日(日)10時~11時

■場 所:逗子駅東口→逗子海岸

■参加者:全48名

四十八漁場等 店舗スタッフ、APHD本部社員、P/A・家族など 37名

横須賀海上保安部 9名

 →弊社の企画に賛同下さったことで、合同での実施に発展しました。

株式会社折兼 2名

 →当社のエコ包材への切り替え推進に協力。ビーチの美化と相互理解促進のために参加くださいました。

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四十八漁場(w/折兼)組は、まず逗子駅に集合です。

|ビーチクリーン活動を街からスタート!?

駅からビーチまでのロードサイドのごみを、様々なルートに分かれて拾っていきます。
忘れがちですが…市街地ごみの終着地点は海です。
この日は雨降りで道路には水の流れがあり、駅から海に向かって歩いたことで、街のごみはいつか海へと向かうことを実感する機会になりました。

ー 子どもさんはとにかく見つけるのがはやい!集中力がすごく、素晴らしい成果でした

「ごみを拾おう!」という意識で街を見ると、きれいに見えるロードサイドにも、細かいごみがたくさんありました。

横須賀海上保安部の皆様とビーチで合流

ー 朝はすごい雨降りでしたが、開始後には傘なしでごみ拾いができました!

|砂浜で実感した、小さくて大きなごみ問題

砂浜には手で拾うことができないほどに細かく砕けたプラスチックゴミが無数に散乱しています。

参加者は改めてマイクロプラスチック問題の深刻性を痛感しました。

人工色のものはおそらく、細かくなったプラスチックです

この小さなプラスチック片はやがて微細な粒子となって海を漂い、海洋生物に蓄積し、場合によっては人の体内に入る可能性を持っています。地球全体に静かに広がり続ける、深く大きな問題です。

ー それぞれが拾ってきたごみをコンパクトにまとめた結果・・・

逗子海岸は日頃からビーチクリーン活動が実施されているようでしたが、それでも小さなビニール辺や吸い殻、ペットボトルや缶などの飲料容器など、たくさんのごみが集まりました。

|初めての連携でしたので、メッセージを交換し合います

横須賀海上保安部 警備救難課 荒木様

「今回は四十八漁場様とビーチクリーン活動を共にさせて頂きありがとうございました。

海上保安庁はレスキューのイメージが強いかもしれませんが、我々は「未来に残そう青い海」をスローガンとして、今回のような海洋保全活動にも積極的に取り組んでおります。

今後も、様々な方々と連携しながら積極的に環境保全に取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願い致します。」

と、ご挨拶いただきました!

保安と保全、どちらもがっちりと護っていてくださっている様子、ごみ拾いのお背中からしかと感じ取りました。

横須賀海上保安部 HP:https://www.kaiho.mlit.go.jp/03kanku/yokosuka/

四十八漁場からは、企画運営責任者である、サステナブル推進室の高舘がメッセージ。

「魚を糧に商売させてもらっている私たちは、もっともっと海ごみの問題を自分ごととして捉え、責任ある行動を継続していかなくてはならない。こうしてごみと向き合ってみると、もうごみのポイ捨てなんて考えられない!と思えるようになりました。」

さらに、漁師さん方の海の安全を守り、密漁対策など日々危険を伴う任務を遂行くださっている海保の皆様に、お礼を述べました。

おいしい海の幸は、私たちの知らないところで行われている日々の保安活動によって守られています。

今回、わざわざ逗子まで参加しに来てくださった折兼さんは、海水中で150日程度で生分解される「バガス」の容器を取り扱っており、釣り人のエサ入れが万が一海に流れても…というところからデリバリー容器への展開に至ったとのことで、エコ包材の推進に尽力されています。

当社のデリバリー容器の供給はもちろん、次なるエコ対策にも引き続き協力いただきます。

折兼 HP:https://www.orikane.co.jp/

取り組みに関するプレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000441.000004635.html

四十八漁場のビーチクリーン活動は、継続的に実施する考えで、次回は秋の実施を検討しています。

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【連携漁師さんによるごみ拾い概要】

■実施日:2023年6月中
■方 法:契約先漁師さんへ打診。地域清掃を含め、複数個所で実施

■写真

福井県美浜町 美浜漁業協同組合と地域の皆様

岩手県陸前高田市 契約漁師2名

佐賀県唐津市 串浦の契約漁師2名

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福井県美浜町
福井県美浜町

福井県美浜町 美浜漁業協同組合と地域の皆様

激しい海流の日本海ならではの、「漂着ごみ」と思しきごみも多く見受けられます。特大ごみ袋に、その気合を感じます!ありがとうございました!

岩手県陸前高田市

岩手県陸前高田市 契約漁師さん

大きな石が多く、ごみ拾いの難関コースの様相です。写真からでも容易に、石に紛れたたくさんのプラスチックごみが確認できます。ありがとうございました!

佐賀県唐津市 串浦

佐賀県唐津市 串浦の契約漁師さん

美しい浜辺にも、こんなにごみが落ちているとは…。残置物なのか、クーラーボックスのようなものも。ありがとうございました!

日頃私たちが訪れる美しいビーチは、観光地やレジャーのために定期的に清掃が実施されています。一方で、潮の流れが速かったり地形が複雑で岩場が多かったりする“普通の海岸”は、漂着物も多く面積も広いため、ごみはすぐに蓄積します。

今回、「APさんがやるなら!」と多忙な合間を縫って個別に計画、もしくは地域のごみ拾いに参加するなどして、ごみ拾いを実施してくださいました。

遠隔地の漁師さんたちともきれいになった海岸と海の持続可能性への想いを共有でき、非常に意義のある活動となりました。

  • 魚貝専門 漁師直結 四十八漁場について

店舗情報  https://www.48gyojyou.com/shop/

Instagram https://www.instagram.com/yonpachi48/

2011年に日本の魚食文化の持続可能性を願う想いを込めて誕生した鮮魚居酒屋ブランド「四十八漁場」のネーミングには、アメリカの科学雑誌「サイエンス」(2006年11月)に発表された“2048年には天然の魚介類が獲れなくなる”という専門家の論文を反映しています。「2048年以降も、この日本で美味しい魚が食べられますように」と、船上神経〆などひと手間掛けた鮮魚を一般流通よりも高く買い付けたり、おいしく食べられる未利用魚を積極的に活用したりしながら、日々魚と向き合っています。

配信元企業:株式会社エー・ピーホールディングス

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