6月24日(土)に東京・大田区総合体育館で行われ、ABEMA PPV ONLINE LIVEにて独占生中継される「LIFETIME BOXING FIGHTS 15」でのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチの、井岡一翔選手とジョシュアフランコ選手による前日計量の模様が、ABEMA格闘チャンネル2にて6月23日に独占生中継された。

【写真】計量後の会見に登壇した井岡一翔選手

■両者の前日計量では

まず、フランコ選手、井岡選手両者の前日計量が行われた。井岡選手は52.0kgにて無事計量をクリアするも、フランコ選手は55.2kgにてオーバーウェイトとなり、2時間以内の再計量が発表された。

計量後には両者登壇の会見も行われ、現在の心境を尋ねられた井岡選手は、「僕自身、今日まで非常に充実した気持ちでここまで来ることができました。多くのサポートのおかげで、今、最高のコンディションに仕上がっています」と話すと、今回のダイレクトリマッチについても「この試合に必ず勝って、自分がチャンピオンにならないといけない試合だと思っているので、今までボクシング人生でやってきた生き様、そして去年の大晦日を超える姿をお見せしたいと思っています」と熱のこもったコメントを残した。

なお、計量オーバーに関し、フランコ選手のトレーナーで元IBF世界スーパーフェザー級王者のロベルトガルシアは、「今週、さまざまな状況下のなかで、非常にジョシュアもチームもきびしい状況に置かれていたと思っています。そのなかで、なんとか今日を迎えられて、2時間というなかでどこまで体重を減らせるか、というのはきびしいものがあると思っていますが、最大限体重をどこまで減らせるか、がんばって減らしたいと思っています。本人含め、私たちのチームが非常にタフな状況下に置かれたなかで、本人は真摯に取り組んできたことをご理解いただきたい」と弁明した。

そのフランコ選手の計量オーバーに対し、井岡選手は「僕の気持ちとしては、何ひとつ変わらないです。やるべきことをやって、明日、リングに上がって、僕がチャンピオンになるだけだと思っています」「怒りの感情はまったくないです」「僕はやるべきことをやって、今日の計量に、チームとサポートしてくださる方とともに迎えることができたので、すごく充実した気持ちでいます」と冷静に心境を吐露した。

また、フランコ選手の計量オーバーの状況下でも試合をするか尋ねられると、「そのつもりでいます」と切り出し、「コンディションをつくれていないのは相手で、僕はコンディションをつくれているので、僕はベストを尽くすだけだと思っています」と宣言した。

最後に、ファンへのメッセージとして井岡選手は、「今回、ダイレクトリマッチということで、去年の大晦日に闘った相手と明日、闘って、明日、チャンピオンになるという姿を、応援してくださっているみなさんにお見せしたいと思っています。過去の自分を必ず超えてみせるので、明日はみなさん期待していてください、応援、よろしくお願いいたします」と話し、フランコ選手も「みなさんサポート、本当にありがとうございます。明日の試合、PPVでぜひ観戦してください。素晴らしい試合を見せられると思っています」と締めくくった。

WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量を行った井岡一翔選手/(C)AbemaTV,Inc.