博物館明治村犬山市内山1番地、理事長:山本 亜土)では、明治45年に製造された動態保存蒸気機関車である「蒸気機関車9号(SL9号)」と、当館所有で明治7年に輸入された国内最古の動態保存蒸気機関車である「蒸気機関車12号(SL12号)」を連結した「重連運転」を実施します。
 SL9号は、2014年のオーバーホール(大規模修理)実施から約9年の歳月が経過しており、最近では、不具合箇所の発生により運休して修理を行うことも多くなりました。そのため、運転を完全に休止して、7月下旬に同機を当館外に搬出し、約2年間の予定で車両不具合箇所の全体調査および大規模修理を実施することとしました。
休止前の3日間は、SL9号を連日運行するほか、最終運行日には、特別企画として2016年以来、約7年ぶりとなる重連運転を本数限定で実施します。
 詳細は下記のとおりです。

1.重連運転日時

7月2日(日)

【SL名古屋駅発】※博物館明治村

13時15分、13時50分、14時25分

※SL9号・SL12号・客車3両の順番に連結して運行します。

転車台不具合のため、転車作業は行いません。

<重連運転の様子(2016年)>

2.SL9号運行日  

6 月30日(金)~7月2日(日) 

蒸気機関車9号>

3.その他 

7月下旬に予定する蒸気機関車9号搬出作業の詳細につきましては、後日お知らせします。 

※車両故障等により急遽運休及び車両を変更する場合があります。 

<参考>

蒸気機関車9号

1912年(明治45年)に米国ボールドウィン社にて製造され、1913年(大正2年)より富士身延鉄道にて富士~大宮町(現:富士宮)間において運行され、1936年昭和11年日本鋼管鶴見製鉄所(現:JFE エンジニアリング(株)鶴見事業所)に移籍・使用した後、1973年昭和48年明治村に譲渡。1974年昭和49年)より明治村にて動態展示を開始しました。

オーバーホール(大規模修理)

車体を部品単位まで解体し、異常や修繕が必要な箇所がないかを徹底的に検査して適切な処置を施すことです。長く動態展示を続けるためには安全の確保が最も重要であるため、定期的オーバーホールを行う必要があります。

配信元企業:名古屋鉄道株式会社

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