グラドルでタレントの磯山さやかと吉橋航也がW主演を務める映画「愛のこむらがえり」(高橋正弥監督)が、6月23日からヒューマントラストシネマ渋谷で上映されている。今作は、磯山にとって2005年公開の「まいっちんぐマチコビギンズ」(鈴木浩介監督)以来、17年ぶりの映画主演となる。

 物語を簡単に紹介すると、田嶋浩平(吉橋)が自主制作した短編映画に魅了されて“推し”になることを決意した地方公務員・佐藤香織(磯山)は、浩平と同棲を初めて8年目となった。香織の支えで生活することに後ろめたさを感じた浩平は、監督の道をあきらめようとする。しかし、背水の陣で書いたシナリオに惚れ込んだ香織は、どうにか映画化できるよう奔走する。そんな2人の悲喜あふれるライトコメディだ。

 脇を固めるのは、篠井英介、菜葉菜、しゅはまはるみ、浅田美代子、菅原大吉、品川徹、吉行和子、柄本明ら。豪華な面々が顔をそろえている。

「吉橋は、柄本が座長を務める『劇団東京乾電池』に東京大学法学部を卒業後に、入団し、劇団の“最終兵器”とあだ名されるほど期待されている俳優です。今作は、吉橋にとって初の主演映画。座長の柄本が演技に関してもバックアップしたようです」(芸能記者)

 ちなみに磯山と同映画で共演する柄本は、故・志村けんさんのコントで共演したことがある。磯山は「2人の間に志村さんがいてくれる温かさを感じていた」そうだ。志村さんにコメディエンヌとして鍛えられた磯山の演技が光っている。

アサジョ