●人気食堂&居酒屋『大衆食堂スタンド そのだ』は大阪本店。看板メニューをアテに昼のみを楽しめるお店の魅力とは?
東京や福岡にも進出している、レトロでありながらオシャレな大衆食堂『大衆食堂スタンド そのだ』。本店は大阪にあるのですが、梅田や難波といった繁華街ではなく、谷町6丁目というかなり地域密着な場所にあります。
今回は、そんな大衆食堂の看板定食メニューを食べて、軽く1杯飲むという王道パターンを堪能してきました。
人気商店街のなかにある『大衆食堂スタンドそのだ』
お店があるのは、谷町六丁目駅から歩いてすぐの空堀商店街の中。丸にソの字のマークがよく目立つレトロとポップが同居する看板を発見。『大衆食堂スタンドそのだ』に無事到着となりました。
店内に入ってみるとテーブル席はなく、お店のど真ん中にドーンと大きなコの字型のカウンターがあり存在感を放っています。
酒のアテにピッタリな一品料理がズラリと並んでいますが、定食ももちろん人気。その中でも看板メニューなのが「チャーシューエッグ定食」です。
あまり見かけない定食の名前に「どういう料理なのか?」と気になりつつ注文しました。よくあるチャーシューを想像していたら、スライスされた豚肉を目の前のカウンターで調理開始。ジュージューとおいしそうな香りが漂ってきました。
これが『大衆食堂スタンド そのだ』の「チャーシューエッグ定食」だ!
しばらくして運ばれてきたのがこちら。厚切りのお肉にオレンジ色の黄身が色鮮やかな目玉焼き、タレがたっぷり掛かったボリューミーな定食となっています。
まずは、チャーシューからいただきます。その場で焼かれたチャーシューはトロットロというわけではなく、サクッとした歯ごたえで食べ応え抜群。ほのかなガーリック味の醤油ベースソースに食欲がガンガン刺激されます。
目玉焼きをどう食べるか迷うところですが、ここは早々に潰して黄身を絡めて食べてみましょう。想像通り、まろやかさがアップ! これは作戦成功です。
そうなると、やっぱり試したくなるのがライスにワンバン。こんなん、おいしいに決まっています。食べ進めていると、チャーシューエッグに混じって唐揚げも添えられていました。この大物伏兵のサプライズ参戦、これは嬉しい。
大衆食堂でたまに見かけても、実際には頼まないハムエッグ定食ですが、その完全上位互換ともいえる「チャーシューエッグ定食」は鉄板のオススメ料理でした。
居酒屋でもある食堂なら、やっぱり飲みたい!
『大衆食堂スタンドそのだ』と言えば、昼飲みのお店としても有名。ここは飲まずには帰れないということで、お昼ですが1杯やらせていただきましょう。お酒の看板メニューは、「バイス」という変わった名前のお酒。「メンチカツ」も名物なのでこちらもアテにして、1杯やりたいと思います。
注文してしばらくするとメンチカツとバイスが到着。ソースのたっぷり掛かったメンチカツのオレンジと、赤紫色のドリンクが目にも鮮やか!
揚げたてのメンチカツは外がガリっとクリスピーで、中から肉汁があふれてきます。上に掛かったソースはケチャップマヨのオーロラソースで、懐かしさと優しさが感じられます。
バイスはシャーベット状のシャリシャリ氷が存在感たっぷりの紫蘇エキス焼酎サワー。サッパリと清涼感高め、夏の夕方などに飲むとピッタリとマッチしそうな味わい。ただし、アルコール度数が高いのに飲みやすいので一人3杯までとなっています。
なんとも不思議な昼の光景が良い
メンチカツでバイスをやりながら店内を見渡すと、客層はさまざま。海外からのインバウト旅行者や若い国内旅行者がオシャレ居酒屋として昼飲みを楽しみつつ、その隣では近隣のおじさんが大衆食堂としてランチを食べている……なかなか不思議な雰囲気のお店となっていました。
(撮影・文◎けいたろう)
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