マーベル・スタジオの最新ドラマシリーズ『シークレット・インベージョン』(ディズニープラスにて独占配信中)。本作でもアベンジャーズの創設者ニック・フューリーを演じるサミュエル・L・ジャクソンが、フューリーのトレードマークとしてファンからも親しまれてきた黒い眼帯について「強い時の彼を象徴するアイテムなんだ」と秘密を解説した。

【写真】眼帯を外したニック・フューリー

 本作は、アベンジャーズの創設者ニック・フューリーが、あらゆる人物に“擬態”する能力を持つスクラル人のシークレット・インベージョン(見えざる地球侵略計画)の阻止に挑むサスペンス・スリラー

 国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.(シールド)の元長官ニック・フューリー。彼がアベンジャーズを結成したのは地球外からの侵略を阻止するためだった。しかし、この最強チームが表舞台から消えた時、シークレット・インベージョンが訪れる…。

 15年もの間フューリーを演じてきたサミュエルは「眼帯は強い時の彼を象徴するアイテムなんだ。眼帯をつけていないときの彼は“ひ弱”とも言える。本作を見れば、彼が不死身の人間ではないことが分かるはずだ」と語り、今回はフューリーの“普通の人間“らしい一面が描かれることを示唆。

 フューリーは『アイアンマン』(2008)での初登場以降、『アイアンマン2』(2010)、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)などで、アベンジャーズ結成へ向け、ヒーローをリクルートするなど着々と準備。その後、『アベンジャーズ』(2012)でアイアンマンキャプテン・アメリカハルクらを招集し、アベンジャーズ計画をついに始動。チーム結成後もメンバーの動向を常に気にかけ、“創設者”としての頼れる姿を随所で見せてきた。

 一方、『キャプテン・マーベル』(2019)では、アベンジャーズ計画始動前の若く未熟な過去が描かれた。まだ眼帯をしていないフューリーは、後のキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースと出会い、見事なコンビネーションを見せる一方で、敵に居場所を教えてしまうといった未熟な面も。さらに、旅の途中で出会ったネコのような地球外生物グースについ隙を見せ、左目を引っかかれてしまうという、ちょっと恥ずかしい“眼帯の原因”も描かれた。

 そして本作では“強さ”の象徴である眼帯を外した姿も披露しており、アベンジャーズを統率してきた頼れる男の、これまで見せたことのない一面が描かれることも予感される。劇中では『キャプテン・マーベル』以上にフューリーのパーソナルを掘り下げるようで、サミュエルは「誰もが超人だと思っているニック・フューリーに、人間らしさを加える良い機会だと思ったんだ。私は彼がどんな人物だったかを改めて知る必要があり、新しいことをやり遂げなければならなかった。彼の仕事が私生活にどれほどの影響を及ぼすのか、物語を掘り下げることができたのは素晴らしいことだよ」と説明する。

 予告編でも描かれるように、今回はアベンジャーズに頼ることなく、自ら前線に立って侵略阻止へ挑んでいくフューリー。「世界を燃え上がらせたのは、あなたよ」と糾弾され、スクラル人のシークレット・インベージョンを引き起こした一因な様子のフューリーが、眼帯を外し、なぜか青色の目を開眼させている。そこにはどんな秘密が隠されているのか? そして最強チームアベンジャーズなき今、フューリーはこの脅威にどう立ち向かうのか…?

 マーベル・スタジオ オリジナルドラマシリーズ『シークレット・インベージョン』は、ディズニープラスにて独占配信中。

『シークレット・インベージョン』場面写真 (C)2022 Marvel