ユベントスはリールのアメリカ代表FWティモシー・ウェア(23)をコロンビア代表MFフアン・クアドラード(35)の後継者と考えているようだ。イタリアカルチョメルカート』が伝えている。

リベリアの怪人”という異名で知られるアフリカ人初のバロンドーラージョージ・ウェア氏の息子として有名なティモシー・ウェア。ここ最近はユベントス移籍で口頭合意し、クラブ間交渉の合意も近いと報じられている。

2019年7月に加入したリールでは昨シーズンまで本職である左右のウインガー、またはセンターフォワードとしてプレー。しかし、今シーズンは左右のサイドバックで試合数を重ね、FW登録ながらも公式戦32試合でノーゴールに終わった。

ウェアは当初こそサイドバック起用に反発も、うまくフィットしたことで本格コンバート。対するユベントスは右のサイドハーフサイドバックを務めるクアドラードが今月末で契約満了となる見込みで、後継者にウェアを据える見込みだという。

気がかりなのは攻撃への貢献度。ウェアは今シーズン、ノーゴールに終わっただけでなく、アシスト「2」のみとなっている。この2つは右ウイングプレーした1試合で記録したものであり、サイドバックとしては数字を残していない。

アドラードの後継者であれば、主に右サイドハーフで起用されつつ、4バックと3バックを使い分けるユベントスではサイドバックを務めるケースも考えられる。

カルチョメルカート』は、ウェアを縦への推進力や正確なクロスで多くのチャンスを演出するクアドラードの後継者と呼ぶには「アシスト(チャンスメイク)において大幅な改善が必要」としている。