明治安田生命J1リーグ第18節が24日に行われ、サンフレッチェ広島横浜F・マリノスが対戦した。

 失速気味の5位広島が、暫定首位でシーズンを折り返し横浜FMを『エディオンスタジアム広島』に迎えての一戦。試合は序盤からアウェイの横浜FMが押し込む展開に。8分、ペナルティエリア右で浮き球のルーズボールに反応した西村拓真がダイレクトボレーでゴールを狙うが、惜しくもクロスバーに阻まれる。

 試合の均衡が破れたのは40分、横浜FMが先制に成功する。エウベルが左サイドでこぼれ球を回収し、一気に加速。さらに中央へと切れ込んでいき、最後はペナルティエリア中央から右足でゴール左下隅へと流し込んだ。試合は横浜FMの1点リードで折り返す。

 ハーフタイムで2枚替えを敢行した広島は、後半から反撃開始。70分にはエゼキエウが放ったシュートのこぼれ球に川村拓夢が反応するが、ペナルティエリア中央から左足で放ったボレーシュートはミートせずに枠を外れる。73分にはセットプレーの2次攻撃から再び川村に絶好機が到来。ドウグラス・ヴィエイラが放ったシュートが相手GKに当たると、こぼれ球が川村の足元へ。しかし、ファーストタッチでボールを制御することができず、ボールは惜しくも枠の横に流れる。

 対する横浜FMは75分、水沼宏太のグラウンダークロスに植中朝日が合わせてゴールネットを揺らしたものの、植中がわずかにオフサイドラインを越えていたため得点は認められない。76分には左サイドを突破した宮市亮折り返しに植中が合わせたものの、相手GK大迫敬介のファインセーブに阻まれた。

 追加点を奪うべく畳み掛ける横浜FM。79分、松原健がロングパスを前方へと送り、収めた西村がペナルティエリア手前で右足を振り抜く。しかし、ゴール左下を狙ったシュートはわずかに枠を外れる。さらに80分、小池裕太のスルーパスから抜け出した植中がループシュートを試みたが、惜しくもクロスバーに嫌われた。

 広島は反撃及ばず、試合はこのまま終了。広島は2連敗、横浜FMは5連勝となった。次節は、広島は7月1日に敵地でアルビレックス新潟横浜FMは同2日にホームで湘南ベルマーレと対戦する。

【スコア】
サンフレッチェ広島 0-1 横浜F・マリノス

【得点者】
0-1 40分 エウベル(横浜FM

【ゴール動画】エウベルが“個”の力で先制点

広島と横浜FMが対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images