レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英(22)に再びイタリア行きの可能性が浮上している。

レアル・マドリーから今シーズン移籍し、ソシエダの中心選手となった久保。ラ・リーガで35試合に出場し9ゴール4アシストを記録し、ゴールを決めた試合では全勝とチームに貢献していた。

ラ・リーガの日本人最多ゴール記録も更新するなど、飛躍のシーズンとなった久保だが、古巣のマドリーなどが関心を寄せていると報道。ただ、本人はソシエダに残留することを強調してきた。

そんな中、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が久保の移籍について報道。ナポリが強い関心を示していると報じた。

ナポリは、今季のスクデット獲得に貢献したメキシコ代表FWイルビング・ロサーノ(27)がサウジアラビアから強烈な関心を寄せられている状況。そのロサーノが退団するようであれば、補強に動く必要があり、それが久保だという。

ルチアーノ・スパレッティ監督が退任し、ルディ・ガルシア監督が新シーズンから指揮を執るなか、スピードとテクニックのあるウインガーを求めているとのこと。久保がその選手にマッチするという。

バルセロナカンテラ出身の久保は、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシと比較されたこともあり、今シーズンの活躍を見て注目を集めているという。

市場価値は2000万ユーロ(約31億4200万円)程度であり、移籍金は多少釣り上がることになるが、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長もその辺りは考慮済み。ビジネスとしても利用できることまで見越しているという。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はかつてコートジボワール代表としても活躍しローマ時代にガルシア監督のキープレーヤーとなっていたジェルビーニョの名前を出し、“日本のジェルビーニョ”と久保と紹介。本人はスペイン残留を望む中で、どのような動きがあるのか注目だ。