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DEATH NOTEに出演した松山ケンイチ

週刊連載20周年を記念して初となる実写化が決定した漫画『ONE PIECE』。6月18日に公開された予告編動画は、YouTube上での再生回数が1日で100万回を突破するなど、注目が寄せられている。

漫画における実写化作品は、映画やドラマを問わず、過去にも多数作られてきた。しかし、どんなに人気のある作品であっても、いざ実写化されると視聴者の期待する世界観が表現しきれず、酷評を受けるものも。

果たして、ファンの期待を超える実写化作品とはどんな作品なのか? そして、ファンの期待を超えられなかったのはどのような作品なのか? そこで、今回は『少年ジャンプ』の漫画を対象に、「期待以上だった実写化作品」と「がっかりした実写化作品」についてアンケートを実施。今回は「期待以上だった実写化作品」の結果を公表する。

3位に選ばれたのは、『ドラゴンボール』。『週刊少年ジャンプ』で11年間も連載を続けた国民的漫画だ。実写化映画はアメリカで制作され、『DRAGONBALL EVOLUTION』というタイトルで’09年3月に公開された。

実写化された本作品は、主人公である孫悟空のキャラクターと声、さらにストーリー性も原作やアニメのイメージとあまりにも違っていたことから、公開直後から大きな波紋を呼んだ。とはいえ、ハリウッドならではの迫力満点なアクションシーンや、異星人であるピッコロ大魔王の外見など、その視覚的なクオリティに満足する人も多かったようだ。

戦闘シーンの迫力がすごいから》
ピッコロがちゃんと化け物チックだった》
《意外と面白かった》

2位に選ばれたのは、『DEATH NOTE』。全世界累計発行部数は3000万部を超える本作は、’06年に実写映画が前後編で公開され、いずれも大ヒットを記録。

CGで再現された死神のクオリティや、俳優への評価が高かった本作品。特に、作中でも独特の雰囲気をまとうキャラクターの天才探偵L役を務めた、松山ケンイチ(38)の演技は絶賛され、’08年にはスピンオフ作品としてLを主人公にした『L change the WorLd』が公開されたほど。

松山ケンイチさんのLの再現度が素晴らしかった!藤原竜也さんの演技もよく、違和感なく見ることができた》
松山ケンイチさんのLがとても原作に合っていて、死神デュークも上手に表現されていたと思います》
《Lがまるで漫画から飛び出してきたかのようにそっくりだった。死神のCG描写もとても綺麗だった》
《配役も良く、世界観が再現されていたと思う》

そして、1位に選ばれたのが『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』。全世界シリーズ累計発行部数は7200万部を突破する超人気作品だ。主人公は幕末に最強の剣士として恐れられた緋村剣心。明治維新以降、「不殺」の誓いを立てた剣心だが、自らの意思とは裏腹に戦いに巻き込まれていく。

‘12年に劇場版1作目が公開されると、剣心役を演じる佐藤健(34)を始めとした豪華キャストによる壮大なアクションシーンは瞬く間に高評価を集めた。アクションを監督するのは、香港をはじめ世界で数々のアクション映画に参加してきた谷垣健治氏。原作ファンでもある佐藤は剣心のイメージを再現しようと、練習に打ち込んだという。その後も’14年’21年に続編が公開されている。

出演する俳優の演技力やアクションに圧倒されて「想像以上」と感じた人は多かったようだ。

佐藤健のアクションが良かったし、豪華出演者に違和感がなかった》
《俳優のイメージ、特に斉藤一役の江口洋介さんがぴったりだった》
佐藤健さんを中心にアクションシーンが圧巻だった。原作からはそこまでのイメージは持っていなかった》
《原作通りの世界観、アクションのリアリティ》

果たして『ONE PIECE』は『るろうに剣心』を超える実写化作品となるのだろうか?

【期待以上だったジャンプ漫画の実写化作品】

1位:るろうに剣心
2位:DEATH NOTE
3位:ドラゴンボール
4位:こちら葛飾区亀有公園前派出所
5位:ROOKIES
6位:銀魂
7位:シティーハンター
8位:暗殺教室
9位:バクマン。
10位:斉木楠雄のΨ難

調査日:2023年6月21~22日
調査対象:20歳~69歳の男女400人
調査方法:WEBでのアンケート(クロス・マーケティングのセルフアンケートツール『QiQUMO』を使用)