シュツットガルトが、新守護神候補としてバイエルン退団が噂される2選手をリストアップしているようだ。ドイツ『シュポルト・ビルト』が報じている。

今シーズン、ハンブルガーSVとの昇格・降格プレーオフを制して辛くも1部残留を決めたシュツットガルト。2シーズン連続で残留争いを強いられた現状を受け、クラブはブンデスリーガのチームとしての地位を確立できるスカッド構築を目指している。

そういった中、クラブはフロリアン・ミュラー、ファビアン・ブレドロウといずれも決め手を欠いたGKのポジションへのテコ入れを検討。

実の父親にディーター・ヘーネス、叔父にウリ・ヘーネスといずれもバイエルンレジェンドを親族に持つセバスティアン・ヘーネス監督のツテを使って、バイエルン退団が濃厚なスイス代表GKヤン・ゾマー(34)、ドイツ人GKアレクサンダー・ニューベル(26)のいずれかの獲得を目指しているようだ。

絶対的守護神であるドイツ代表GKマヌエル・ノイアーの戦列復帰によって、新シーズンはいずれもセカンドGK、3番手での起用が見込まれる両GKは、今夏出場機会を求めて新天地へ向かう可能性が高い。

ユーロ2024をスイス代表の正GKとして迎えたいゾマーに関しては、シュツットガルトの現GKコーチであるシュテファン・クレブス氏が、ボルシアMG時代に指導を受けた間柄であり、出場機会の確約と共に乏しい財政事情の中で資金を捻出できれば、獲得の可能性はあるという。

一方、モナコへの2シーズンのレンタル移籍から復帰するニューベルもノイアーバックアップを担うことは望んでおらず、現状で具体的な新天地候補も報じられておらず、こちらも獲得の可能性はあるようだ。