ローマがリーズ・ユナイテッドデンマーク代表DFラスムス・クリステンセン(25)の獲得に動いているようだ。

今夏の移籍市場でオランダ代表DFリック・カルスドルプの退団が既定路線のローマは、トルコ代表DFメーメト・ゼキ・チェリクとポジションを争う新たな右サイドバックの補強を目指している。

移籍市場に精通するジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、補強部門を取り仕切るチアゴ・ピント氏は、先日にスペイン代表DFディエゴ・ジョレンテの獲得交渉を行った際、同じリーズの右サイドバックに関しても話し合いを行った模様だ。

報道によると、ローマクリステンセンはすでに条件面で大筋合意に至っており、選手自身はジャッロロッシ入りに前向きな姿勢を示しているという。

また、クラブ間では今後数日間で話し合いを継続し、買い取りオプションを含めたレンタル移籍を基本線に交渉成立を目指すことになるようだ。

母国屈指の名門ミッティランでプロキャリアをスタートしたクリステンセンは、187cmの右サイドバック。2018年夏にアヤックスにステップアップを果たすも、主力定着までには至らず。1年半後にレッドブルザルツブルクへ完全移籍した。

そのオーストリアの強豪では主力として3度の国内リーグ優勝、国内カップ制覇に貢献し、昨夏恩師のジェシーマーシュ率いるリーズへ5年契約で加入。今シーズンはプレミアリーグ26試合に出場し、3ゴール1アシストの数字を残していた。

以前から良質な大型サイドバックを輩出するデンマークの王道のプレースタイルを有する25歳は、屈強なフィジカルを生かした対人守備と豪快な攻め上がりが最大の特長。それに加え、アヤックスザルツブルクで培ったテクニック、運動量とプレーの引き出しは多い。