21日、任天堂は年内に発売を予定しているタイトルを中心に、Nintendo Switchソフトの情報を紹介する番組「Nintendo Direct」を放送。その中で、映画化までされた『名探偵ピカチュウ』の最新作が発表された。


■『名探偵ピカチュウ』とは

名探偵ピカチュウ』は、クリーチャーズが開発し、株式会社ポケモン任天堂より発売されたニンテンドー3DS用ゲームソフト。2016年に『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』がダウンロード専用ソフトとして配信され、2018年に新たなシナリオを大幅に追加した『名探偵ピカチュウ』がパッケージ版・ダウンロード版として発売された。

同作は、ポケモンが存在する世界でピカチュウと一緒に謎を解くシネマティックアドベンチャーとなっており、これまでに発売された『ポケットモンスター』シリーズとは一線を画す作品となっている。

2019年には日米合作によるミステリ映画として映画化され、大きな話題に。ピカチュウが渋い顔をしている「しわしわピカチュウ」はネットミームになるなど、いまだにファンから愛されている。


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■定まらないピカチュウの声優問題

また、ピカチュウの声といえば声優・大谷育江が務めていることで知られている。現在では変更されてしまったのだが、過去作品の中には全世界共通で大谷育江ピカチュウの鳴き声が流れていた。一方、『名探偵ピカチュウ』シリーズではピカチュウは人間の言葉を喋る…という設定となっており、さらにダンディーな「おじさん声」なのも特徴となっている。

そのため、同シリーズでは大谷ではなく、男性が声を当てているのだが、一部ファンの間では「ゲーム版と映画版でピカチュウの声優が違う」といった指摘がされていたのだ。ちなみに、ゲーム版では声優・大川透が担当しており、映画版では俳優・西島秀俊が担当している。


■「荒技で解決しやがった…」

そんな中、今回のNintendo Directにて同作の続編にあたる『帰ってきた名探偵ピカチュウ』の発売が発表された。同放送にてトレーラー映像が公開されたのだが、その映像内で喋るピカチュウの声優を務めていたのは大川でもなく、西島でもなく声優の山寺宏一だったのだ。

これを受け、ネット上では「名探偵ピカチュウの声優定まらない問題、毎作新たにイケオジ声優を連れてくる…という荒技で解決してきやがった」「大川さん好きだったけど、山ちゃんのも面白そうだな」といった反響があがっている。


■過去には幻のポケモンの声優を担当

ちなみに、山寺は過去にアニメ『ポケットモンスター』シリーズにて幻のポケモンミュウの声優を担当していたことも。これを受けて「お前はミュウだろ!」「ミュウルギアも担当してた人がやるなら大丈夫やろ」といった声も寄せられていた。

記者も『名探偵ピカチュウ』をプレイしており、個人的には大川ピカチュウで慣れていたため続投してもらいたかったというのが正直な感想だが、新たな山寺ピカチュウによってどのような物語が展開されるのか楽しみに待ちたい。

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(文/Sirabee 編集部・北田力也

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