バーンリーを率いるヴァンサン・コンパニ監督が自身の仕事術を明かした。25日、スペイン紙『アス』が同監督のポッドキャストにおける発言を伝えている。

 現在37歳のコンパニ監督は、アンデルレヒトの下部組織出身で2003-04シーズンにトップチームデビューを果たした。その後はハンブルガーSVでのプレーを経て、2008年にマンチェスター・Cに加入。2019年には選手兼監督としてアンデルレヒトへ帰還し、翌年からは監督業に専念した。2022年6月にバーンリーの指揮官へ就任すると、圧倒的な強さでチャンピオンシップ(2部)を制覇し、1年でのプレミアリーグ復帰を決めている。

 コンパニ監督は自身のポッドキャスト『The Overlap』にて、これまでのキャリアついて言及。アンデルレヒトのアカデミー時代は「クライフの哲学に従ってプレーした」と華麗なサッカーに憧れていたことを明かしながら、「トップチームに入った途端、それが消えてしまった」と吐露。「イングランドではいつも人を殴るように教えられていた。素晴らしいことだと思った。ストークのディフェンダーと戦えるように、ジムにもよく通っていた」と、理想と現実のギャップに対しての戸惑いを、冗談混じりで回想した。

 また、自身の監督業への取り組み方については「22時まで働くのが普通。睡眠時間が4、5時間というのも珍しくない」と驚愕のハードワークぶりを明かし、「本当に休まなければならないときに休む、良いメカニズムを見つけたんだ。私は5日間休みなしで働き続けることができる。そうすれば、午後は休んでも誰も責めない」と述べ、自分にとってのペースが肝心と口にした。

 2022-23シーズンは7試合を残して昇格を決めるなど、バーンリーをチャンピオンシップ独走に導いたコンパニ監督だが、その手腕はプレミアリーグでも輝きを放つのだろうか。

バーンリーをプレミアリーグ復帰に導いたコンパニ監督 [写真]=Getty Images