パリ・サンジェルマンPSG)は、バイエルンに所属するフランス代表DFリュカエルナンデスに対する獲得オファーを用意しているようだ。25日、ドイツメディア『スカイ・スポーツ』が報じている。

 1996年2月14日生まれのリュカエルナンデスは現在27歳。アトレティコ・マドリードでプロキャリアをスタートさせると、2019年夏にバイエルンに加入した。主戦場のセンターバックや左サイドバックとしてプレーし、在籍4シーズンでクラブ公式戦通算107試合に出場。度重なるケガに泣かされながらも、闘志みなぎるプレースタイルでディフェンスラインを支え、10タイトル獲得に貢献している。

 かねてより、リュカエルナンデスは、バイエルンとの現行契約満了まで1年となる今夏でのクラブ退団の旨を上層部に伝達したことに加えて、PSGと個人合意に至ったことが取り沙汰されていた。そして『スカイ・スポーツ』によると、ついに両クラブ間での接触が確認されたとのこと。バイエルン側は移籍金として、少なくとも5000万ユーロ(約78億円)とボーナスを要求しているようだ。

 また『スカイ・スポーツ』は、PSG側はリュカエルナンデスに対して、長期契約を打診したことを指摘。バイエルンとの現行契約で得てる年俸を総額1500万ユーロ(約23億円)ほど上回ることも報じている。

 バイエルンも今夏の移籍市場での退団を容認しているが、PSGとの交渉は早々にまとまるのだろうか。

PSGがリュカ・エルナンデス獲得オファーを用意か [写真]=Getty Images