ABEMAオリジナルバラエティ番組「石橋貴明 お礼参り THE WORLD 4週ぶち抜きSP」#1が、ABEMA SPECIALチャンネルにて6月22日に放送された。

【写真】吉田正尚選手に称賛を送る石橋貴明

石橋貴明 お礼参り THE WORLD 4週ぶち抜きSP」は、石橋貴明と豪華ゲストのさまざまな「感謝」にまつわるエピソードを、お礼参りと題して公開する全4回のバラエティ番組で、6月22日の初回放送では、石橋が野球への愛と感謝を伝えるために、野球発祥の地・アメリカで行ったお礼参りの模様を公開した。

松井秀喜との特別対談

番組では、石橋と読売ジャイアンツニューヨーク・ヤンキースで4番打者を務めた、野球界のレジェンド松井秀喜との特別対談を公開した。

4年ぶりの再会となったふたりは、積もる話で盛りあがると、日本代表が優勝した「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(以下、WBC)の話題となり、松井は“侍ジャパン”のレベルに脱帽する一方で、「準決勝の中継は見たけど、それ以外の試合は用事があって生中継では見られなくて…」「決勝、見られなかったんです」と突然の衝撃告白の、その思わぬ理由に石橋は思わず立ち上がり、「“松井秀喜WBCリアルタイムで見ていなかった”なんて知られたら、大さわぎになりますよ!」とツッコミを入れていた。

WBCでも“二刀流”で活躍した大谷翔平選手について、松井は「我々の“野球の常識”の枠にとらわれない選手。違う惑星から来たんじゃないかな(笑)」と絶賛すると、石橋も「本当に別の惑星から来たのかもしれない」と松井の言葉にうなずいた上で、「松井さんが『メジャー1年目は、これまで感じたことのない疲れがあった』と言っていたことを思い出して、大谷選手がメジャー1年目の時に調子を尋ねてみた」と、そこで大谷選手が発した衝撃回答に、松井とともに思わず苦笑いしてしまう。

くわえて、日本球界最後のホームランの思い出話やメジャー生活の裏話など、石橋だからこそ引き出せる濃密な野球談議に花を咲かせたのを始め、読売ジャイアンツの4番を担う後輩の岡本和真選手、日本の大砲・東京ヤクルトスワローズ村上宗隆選手ら、日本球界を背負う選手たちの話題でも大いに盛りあがった。

対談の最後には、石橋が「僕のいちばんの理想は、デレク・ジーター監督に松井秀喜ヘッドコーチが見たい。“ピンストライプ”のユニフォームを着てほしい」と斬りこむと、松井は「ユニフォームを着たほうがいいですかね?」とタジタジになりながらも、「子どもたちに野球を教える活動を継続したい」「WBCに出場してくれたらうれしいと思っている」など、日本にとどまらない今後の展望を語っていた。

■「バッティングのレッスンをしてくれないか?」

さらに、ニューヨーク・ヤンキースの主砲であるアーロン・ジャッジ選手へお礼を伝えるため、ニューヨークにあるヤンキースタジアムを訪問した石橋が出演した映画「メジャーリーグ2」(1994年)の大ファンであるジャッジ選手は、2022年「会えるのを楽しみにしている」と石橋にメッセージを送っていた。それに応えるべく、ヤンキースタジアムに降り立つと、ニューヨーク・ヤンキースOBのポール・オニールや、主軸を担うアンソニー・リゾ選手とジャンカルロ・スタントン選手、日系4世のカイル・ヒガシオカ選手らが続々と石橋のもとに歩み寄ってくる。石橋が演じた“タカ・タナカ”が、絶大な人気であることを証明する。

ついに、ジャッジ選手がグラウンドに姿を見せると、石橋は「スーパースターの雰囲気がビンビン」と緊張の面持ちも、ジャッジ選手は笑顔を浮かべながら石橋のもとへ立ち寄り、「長年のあなたのファンでした。会えて光栄です」とまさかの“逆感謝”で、さらに、「バッティングのレッスンをしてくれないか?」とジョークも飛ばすスーパースターを前に、大事なあることを伝え忘れてしまった石橋の貴重な交流の瞬間は必見だ。

フェンウェイ・パークでは

次に訪れたボストン・レッドソックス本拠地のフェンウェイ・パークでは、吉田正尚選手へWBCの大活躍に対するお礼参りを行った。石橋は、準決勝での同点3ランホームランに称賛を送ると、吉田選手は「『もう1回やれ』と言われても、同じようには打てないと思う。あの場面で打てたのは、運が良かった」とふり返り、ともに闘った“村神様”村上選手との意外な舞台裏エピソードも告白する。

また、WBCをきっかけに未来の“侍ジャパン”を目指す子どもたちへ向けて、吉田選手は「野球が嫌になることや、苦しいこともあったけど、“野球が好き”という気持ちを持ち続けていた。向上心を持って何ごとにもトライしてほしい」とエールを送った。

さらに、フェンウェイ・パークで試合を控えていたロサンゼルス・エンゼルスのウォーミングアップが始まると、石橋は「“米兵”に会いたいね」とニヤリとする。“米兵”とは、大谷選手の同僚で、WBCでアメリカの4番を務めたマイク・トラウト選手のことで、石橋の希望どおり、1年ぶりの再会に成功するなど、充実のお礼参りの旅となった石橋は「MVPを獲った選手にたくさん会えた」と野球少年に戻ったような笑顔を見せていた。

#1が放送されたABEMAオリジナルバラエティ番組「石橋貴明 お礼参り THE WORLD 4週ぶち抜きSP」/(C)AbemaTV,Inc.