太るのは遺伝?

最近の米国の研究結果によると、体重増加の原因の七割は遺伝によるものということがわかってきました。

そもそも、体重増加や肥満というのは、糖や脂肪を体内にため込ませる働きのある「インスリン」というホルモンが原因で起こります。中でも、精製された炭水化物や糖、人工甘味料を摂取すると多量のインスリンが分泌され、脂肪と糖が体にたまるという仕組みです。

胎児は母親の血液から栄養を取り込むため、インスリン過多などのホルモンバランスの乱れが、胎盤を通じて自動的に、そして直接的に、成長途中の胎児に伝わります。そして、それが体質となって受け継がれていくのです。

この遺伝の影響は強く、従来の「カロリーを制限して運動量を増やす」というダイエット法では太刀打ちできないことが判明しています。では、この遺伝傾向に対して打つ手はないのでしょうか?「遺伝が七割」なのであれば、「残りの三割」が私達が自分でコントロールできるということになります。

私達にできることは?

この三割を最大限に活用するには、糖分が多く含まれている飲み物を減らす、間食を減らすことが第一です。甘い飲み物には砂糖が大量に含まれており、吸収されやすく、血糖値が上がりやすい特徴があります。また、間食によく食べられるクッキーやケーキなどは、精製された炭水化物を多く含んでいます。糖分と精製された炭水化物の摂取量を減らせば、インスリンが減ることになります。

ただ、砂糖や炭水化物を頑張って制限していても太ってしまう場合もあります。これは多分にストレスの影響が強いと思われます。

また米国の大学の研究で、被験者各自のストレスレベルを調べ、脂肪分の多い食品を食べてもらい、その後全員の代謝率、血糖値コレステロール値、インスリン値を測りました。その結果、ストレスを感じている人ほど代謝率が低く、その他各数値が高くなり脂肪を燃やしにくい体質になっていました。

やはりストレスが原因

つまり、ストレスには脂肪をつきやすくする効果があるのです。同じように食べてもストレス耐性が弱い人は、太りやすいと言えましょう。さらに、ストレスが増えるとコルチゾールというストレスホルモンが多く分泌されるようになり、脂肪を燃やしにくくなるだけでなく、食欲も増進してしまいます。

以上のことをまとめると、ダイエットを成功させるには糖や炭水化物の制限、ストレスコントロールが最重要と言うことになります。

ストレスコントロールの足つぼ

ストレスをコントロールする方法はいろいろありますが、リフレクソロジーも優れた方法のひとつです。

ストレスをコントロールするには

頭部
親指

副腎、胃
土踏まず全体と硬いところ

大腸、小腸
ソーラーレクサスの下からカカトまで広範囲

ソーラーレクサス
足裏中央凹み

これらの箇所を、いつもより深い呼吸をしながらゆっくりと時間をかけて刺激します。

あわせて、基礎代謝に関連する甲状腺の反射区も押しましょう。

甲状腺
親指下の骨のあたり

毎日定期的に続けていると痩せやすい体になってくるので効果が期待できますよ。

太る原因の7割は遺伝!?ストレスコントロールの足つぼ