市川猿之助

高須クリニック」の高須克弥院長の息子で、医師・YouTuberの高須幹弥氏が27日、公式YouTubeチャンネル『高須幹弥(高須クリニック)』を更新。母親の自殺を手助けしたとして自殺幇(ほう)助の疑いで警視庁に逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者の、向精神薬の入手経路について推測した。


■母親の自殺幇助の疑い

猿之助容疑者は先月18日、東京都目黒区内の自宅で、意識が朦朧とした状態で発見された。別の部屋で倒れているのが見つかった母親はその場で死亡が確認され、父・市川段四郎さんは搬送先の病院で死亡が確認された。

司法解剖の結果、両親の死因は向精神薬を服用したことによる中毒死とみられることが分かっており、聴取や薬の鑑定を進めた結果、猿之助容疑者が薬を用意するなどして母親の自殺を手助けした疑いが強まり、警視庁が27日午前、逮捕した


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■入手方法は「いくらでもある」

幹弥氏は、「猿之助容疑者がどうやって大量の向精神薬を用意したのか」というフォロワーからの質問に答える形で説明。

違法薬物ではなく精神科や心療内科で一般的に処方されている薬の場合、日本国内で普通に流通しているため、「入手方法はいくらでもある」と話す。


■反社勢力から入手?

病院を受診すれば30日分までは処方してもらえるため、その薬を溜めていた可能性や、医師や医療関係者、薬の卸業者の知人などに頼んで、裏で融通してもらったケースも考えられる。

しかし、猿之助容疑者の自宅から袋やパッケージが見つかっていないことから、幹弥氏は猿之助容疑者が反社会的勢力から薬を入手した可能性について言及。

■パッケージがない理由

精神科などでは、基本的に「問診で決まっちゃう。(嘘を言っても)見抜く方法はない」と、比較的薬を処方してもらいやすいことに触れる。

そのため、反社会的勢力闇バイトなどで人を集めて受診させ、処方された向精神薬を買い取って転売していることを説明。

「反社の人は、足がつかないように、ロット番号とか使用期限とかが残らないように(パッケージから)薬を出してビンに詰めたり、袋に詰めたりして転売している可能性がある」と指摘していた。


■「真実を話して、罪を償ってほしい」

コメント欄では、「精神科に2年ほど通院していますが、30錠しかもらえません」と、医師から直接大量に入手できる可能性が低いことを強調する人も。

また、「薬転売、やっぱ本当にあるんですね」と驚く声や、「真実を話して、しっかり罪を償ってほしいです」といった声も寄せられている。


■主な相談窓口

・いのちの電話

ナビダイヤル=0570-783-556(10時~22時

フリーダイヤル=0120-783-556(16時21時。毎月10日は8時~11日8時)

・日本いのちの電話連盟(https://www.inochinodenwa.org)

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(文/Sirabee 編集部・けろこ

市川猿之助容疑者、大量の薬の入手経路とは 現場で薬袋見つからず「真実を話して」の声