『THE MANZAI 2013』で優勝したお笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの中川パラダイスが27日放送の『おとなりさん』(文化放送/毎週月曜〜木曜8時)に出演。現在、漫才での収入はゼロだと明かした。

【写真】「漫才の収入がゼロに」中川パラダイス、現在の姿

 『THE MANZAI 2013』で相方・村本大輔マシンガンのごとく早口でまくしたてる漫才で見事優勝したウーマンラッシュアワー

 しかし、村本が語学留学で渡米するため、「去年の3月くらいに、一旦休止の最後の単独ライブをしたんですけど、そこからまだビザが取れないというので、今も日本にいてるんですけど」としながら、「“最後”って(ライブを)やったものだから、普段は『ルミネtheよしもと』とか、(劇場に)いろいろ出てるんですけど、そういうの全部断ってるんですよ」と言い、「だから漫才の仕事がなくなっちゃって、収入源ゼロ」と明かし、「個人で動くしかないという状況に追い込まれてますね」と現状の厳しさについて語った。

 「仕事がなさすぎて、なんとか自分で仕事を取りたい」と考えた中川は、最低料金3000円でさまざまな仕事に従事する企画を立ち上げ、ツイッターで依頼主を募集。「冷蔵庫の中で2ヵ月間眠ってたカレーを一緒に洗ってください」「雨漏りするので屋根にブルーシートをかけてください」など“なんでも屋”のような仕事をし、「毎日刺激的」な毎日を送ったというが、現在は受け付けていない。

 「『THE MANZAI』も獲って、いろんな賞レースも獲った。吉本(興業)って“漫才至上主義”なんですよ。漫才で結果出したら、単価がトントントントンって上がっていくんですよ。漫才してるだけでご飯食べれちゃうというか。テレビ出なくても。それが全部なくなったんで、地獄ですよね」と現状について語った中川。

 芝居のオファーなど一人でできる仕事は受けているが、収入は大幅に下がったという。そのため現在はアプリで生配信を行い、“投げ銭”で収入を得ているという。その収入の「何%かは吉本に入れないといけない」が、新しい配信アプリは次々に立ち上がるため、「始めて吉本に気付かれたら、また違う配信アプリを始めて」というのを繰り返し「いかに吉本に取られないか」と苦心していると明かした。

 パーソナリティーの高橋優から「それ生放送で言っちゃっていいんですか?」と聞かれた中川は「大丈夫です。悪いことしてるわけじゃないんで。気付かれたらもちろん吉本に(渡す)」「芸人みんながやり始めると(吉本が)“これは取り締まらなアカン”みたいになる」と語っていた。

中川パラダイス(ウーマン・ラッシュアワー)  クランクイン!