7月3日(月)よりスタートする、武田梨奈主演のドラマ「ワカコ酒 Season7」(毎週月曜夜0:00-、BSテレ東)。6月26日に同作の会見が行われ、武田と島崎和歌子、オープニングテーマを担当する浦小雪、エンディングテーマを担当する荒井麻珠が参加した。

【写真】笑顔の武田梨奈、島崎和歌子、浦小雪、荒井麻珠

■OL・ワカコが“女ひとり酒”を堪能

同作は、新久千映の同名漫画を原作に「酒飲みの舌」を持って生まれた26歳のOL・村崎ワカコ(武田)が、“女ひとり酒”を堪能するシリーズの最新作。シリーズ7作目となる今作には、武田演じるワカコをはじめ、ワカコの行きつけのお店「逢楽」の大将(野添義弘)や店員・青柳(鎌苅健太)、会社の同僚であるみぃさん(山田キヌヲ)やアベちゃん(渡部瑞貴)らも引き続き出演する。

■シリーズ7作目突入に「とにかく変わらないワカコを演じたい」

シリーズ7作目に突入したことに関して武田は、「初めてワカコを演じたのが23歳の時で、今はもう32歳に。ずっと同じ役で日常を描いている作品なので、とにかく変わらないワカコを演じたいと、新鮮な気持ちを常に持ちながら挑みました」と気持ちを語った。

Season6までは1月クールまたは4月クールに放送されてきたため、夏の放送は今作が初。暑い時期こそ食べたいグルメとお酒が数多く登場することに触れ、武田は「本当にどれも印象的でしたが、夏を乗り切るという意味を含めると、ウナギ天ぷらレバニラは本当にお酒も進むし、次の日の活力になると言いますか。食べてよりプラスになれる自分というのがとても気持ちよかったです」と明かした。

また、第9話では、ワカコが有給休暇を取りお昼から飲みにいくエピソードが描かれる。武田は「これからの時期だと、日が延びてきたので明るいうちから飲むのがすごく理想的。できれば外で飲みたい」と、1日オフの日の“飲み”願望を話した。

■「ワカコと書いてあったので『私のことかな』と(笑)」

さらに第10話では、ワカコが母・ヒトミと共に千葉・館山に親子旅行へ行くエピソードも描かれる。そんな母・ヒトミを演じるのが島崎。

登壇した島崎は、主人公と自身の“名前”が同じことに触れ、「新久先生の原作漫画が元々好きで、ワカコと書いてあったので『私のことかな』と(笑)。出られたらいいなとずっと思っていました」とうれしさをあらわにし、「広島出身で、広島から娘のことを心配しながら見守っている酒好きなお母さんです。親子でお酒が好きな設定だったので、そんなに役作りもなく…」と自身の役について話した。

すると武田も「ドラマが決まった時に、島崎さんがモデルなのかなと思っていたくらいだったんです」と同意。「実際にSeason1が放送された時も、SNSに島崎さんのお名前が並んでいたくらいなので、まさか出ていただけるとは思わなくて。しかもお母さん役だなんて、本当にうれしかったです」と、共演を喜んだ。

■プライベートの“お酒事情”を明かす

“お酒”にちなみ、プライベートで最近ハマっているお酒の飲み方やおつまみについて尋ねられた武田は、「今まではビール、日本酒、焼酎と割と定番な飲み方が多かったんですけど、今回の撮影現場で、みぃさん役の山田キヌヲさんにおすすめされていただいた“スモーキーウイスキー”を『美味しい』と思うようになりまして。元々は苦手な部類だったのですが、自分が今まで飲まなかったものに手を出すようになりました」と告白。

「ビールも年齢を重ねてくるにつれて美味しいと感じてくると先輩方に言われていたように、どのお酒も年を重ねて気づく楽しみを覚えたので、いろいろ嗜んでいます」とプライベートでの“お酒事情”を明かした。

さらに、「今回も全部本物をいただいてたので…」と今作でも本物のお酒を飲みながらの演技だったことを明かし、「美味しいものを今回もいただいて。年々、やっぱり強くなっていってるのかもしれないです」と笑顔を見せた。

■撮影中のエピソードを告白

また、撮影を振り返り「今回特に多かったのが、生のお魚を食べるシーン。特に兵庫(でのロケ)では、実際に競りを見てから食べるシーンがあったのですが、台本を開けると『この日獲れた魚で』と書いてあって。その日獲れたものから選ぶスタイルで進めていたので、半分ドキュメンタリーに近く、とても新鮮で面白かったです」と明かした武田。

「ファーストリアクションは完全にリアルな表情になっていると思います。ここまで新鮮なものをいただけることはないので、その楽しみをまたひとつ知りました」と、印象的なエピソードを語った。

最後に、武田が「シーズン7までやらせていただいて、キャスト・スタッフみんな、いつも“皆さんの明日の活力になればいいな”と思いながら撮影をしています。コロナ禍になってから『明日も頑張ろうと思えた』というコメント以上に『生きる希望をもらいました』といったコメントをいただくことがたくさんあり、自分たちが想像していた以上に、このドラマが皆さんの生活の一つ背中を押すポイントになってくれてることに、私たち自身も救われています。美味しいごはんを見て『こういうのが食べたいな、今週も頑張ろう』という気持ちになってもらえたらうれしいです。ぜひ気軽に見てもらえたら」と思いを伝え、会見を締めくくった。

ドラマ「ワカコ酒 Season7」の会見に参加した武田梨奈と島崎和歌子/(C)新久千映/コアミックス(C)2023「ワカコ酒7」製作委員会