超音波式の熱量計、水量計メーカーの威海市天罡儀表(832651/北京)が6月27日、北京証券取引所に新規上場した。公開価格12.88元に対し、初値は9.86%低い11.61元だった。終値は同9.70%安の11.63元だった。
 
 同社は1993年設立の民営企業で、2011年に株式会社化した。超音波式熱量計、超音波式水量計などの超音波計器の研究開発、製造、販売を主業務とする。中国国内各地の集中暖房・水道供給事業者のほか、ドイツポーランドイタリア、英国、ブラジル、トルコオーストリアベルギーフランスなど10カ国・地域向けに販売している。
 
 22年12月期の売上高は2億3896万元(前期比1.56%減)、純利益は5716万元(同5.04%減)。23年1〜3月期の売上高は4433万元(前年同期比28.31%増)、純利益は990万元(同19.07%増)。
 
 新規上場に伴い調達予定の2億54万元(約40億円)は、約77%の1億5483万元をIoTスマート超音波メーター産業化プロジェクトに、約15%の3071万元を研究開発センター改良プロジェクトに、約7%の1500万元を流動資金の補充に用いる。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

【北京IPO】超音波式熱量・水量計メーカーの威海市天罡儀表、初値は公開価格を9.86%下回る11.61元