マンチェスター・ユナイテッドが元スペイン代表GKダビド・デ・ヘア(32)との新契約話を白紙にしたようだ。

2011年夏にアトレティコ・マドリーから加わり、最後尾に君臨し続けるデ・ヘア。功績は誰もが認めるところだが、近頃はビッグセーブをしたかと思えば、凡ミスも目立ち始めたりとプレーに安定感を欠き、評価が分かれるところだ。

それでも、今季は2度目のゴールデングローブ賞に輝いたが、エリク・テン・ハグ新監督が求める後ろからの繋ぎで不安が拭えず、クラブの新たなGK獲得話が加熱。そうしているうちに最終年の契約もあと数日で切れるところまできた。

そんなデ・ヘアは現在の週給37万5000ポンド(約6800万円)からの大幅ダウンなど、条件の悪さを呑んでまで、新契約に合意したといわれるが、イギリス『The Athletic』によると、ユナイテッド側がここにきて撤回したという。

だが、ユナイテッドは手放すと決めたわけではなく、さらに年俸を下げたオファーを出し直し、デ・ヘア側と再び交渉に。となると、デ・ヘアの反応が気になるが、まだこのオファーに同意しておらず、受け入れるかどうかも微妙のようだ。

最近のデ・ヘアを巡ってはサウジアラビアの関心が取り沙汰されるが、まだ第一線でプレーし続けたい思い。ただ、様々な選択肢を模索してもいる模様だ。ユナイテッドとデ・ヘアの新契約話は解決までまだ時間がかかりそうだ。