特製エンブレムにもしっかりB-52描かれてマス!

在韓米空軍のF-16戦闘機もインドネシア入り

アメリカ空軍は2023年6月19日インドネシアとの共同訓練「Latma Cope West’23(ラトマ・コープ・ウエスト23)」に参加させるべく、史上初めてB-52H「ストラトフォートレス」戦略爆撃機を派遣したと発表しました。

B-52Hが展開したのは、インドネシア北西部の北スマトラ州メダン近郊にあるクアラナム国際空港です。派遣されたのは、米本土ノースダコタ州マイノット空軍基地に所在する第23爆撃飛行隊で、インドネシア空軍のF-16戦闘機と編隊飛行訓練などを実施しています。

なお、このアメリカ空軍からはB-52H戦略爆撃機だけでなく、韓国の群山基地に所在する在韓米空軍第8航空団の第35飛行隊に属するF-16C/D戦闘機なども参加しており、インドネシア空軍とは防御対空(DCA)と攻撃対空(OCA)に別れて行う空中戦戦術(ACT)などを行っています。

なお、ハワイに司令部を置くアメリカ空軍のインド太平洋空軍司令部は今回のB-52H派遣に関して「インドネシアへのB-52Hの展開は、自由で開かれたインド太平洋を裏付ける集団安全保障能力を強化する上で、同盟国、パートナー、その他の米国の合同軍事部隊と協力することの重要性を浮き彫りにしたものである」と述べています。

インドネシア北西部の北スマトラ州メダン近郊にあるクアラナム国際空港に着陸したアメリカ空軍のB-52H戦略爆撃機(画像:アメリカ空軍)。