Googleマップのストリートビューからランダムに表示される世界中のさまざまな場所を、建物や道路標識、植生などを参考にマップ上からその地点を特定する位置当てゲーム『GeoGuessr』。

　2013年からサービスが開始されたブラウザゲームの本作だが、日本では2020年頃からブームが再燃し、国内最大級のRTAイベント“RTA in Japan”にて採用され注目を集めている。

　さて、今回紹介するのはニコニコ動画に投稿された『GeoGuessr』プレイ動画のなかでも、特別変わったプレイに挑戦した動画。

　限界旅行かいもんさん投稿の『ちゃんと現地に行って確認しないといけないGeoGuessr日本マップ(80時間48分26秒)』だ。

　この動画は『GeoGuessr』日本マップモードで表示される場所を特定するだけでなく、実際に訪問するという変則的なプレイに挑戦するというもの。

　今回は『GeoGuessr』で表示された場所を駆け巡る80時間にも及ぶ挑戦、その特殊すぎるプレイ動画をご紹介する。

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日本マップ『GeoGuessr』で現地訪問縛りに挑戦

　今回紹介するのは前述の通り『GeoGuessr』で現地訪問というあまりにも特殊な縛りプレイ。

　『GeoGuessr』は先にも軽く触れた通りストリートビューを利用したブラウザゲームで、世界中のストリートビューからランダムに表示された地点を特定する位置当てゲームだ。

　ゲームの基本的な流れは世界中のどこかのストリートビューが表示され、プレイヤーはストリートビューを移動しながら情報収集、最初に表示された地点を予想するというもの。

　1ゲームで5つの場所が出題され、予測地点が実際の場所と近いほどポイントが高くなる。

　『GeoGuessr』では世界中を舞台とした基本マップ以外にも、国や都市、有名なランドマークや世界中の湖など細分化されたマップが用意されており、今回限界旅行かいもんさんが挑戦したのは日本全国を舞台とした日本マップ。

　日本マップでは出題地点から誤差25m以内で5,000点、5問25,000点満点。東京の街中から民家すら見えない山中、果ては離島までさまざまな地点が出題される。

　満点を取るだけでもかなりの知識が必要となる『GeoGuessr』だが、限界旅行かいもんさんの日本マップ自己ベストは3分9秒で満点と、かなりの地理ガチ勢であるようだ。

　そんな『GeoGuessr』ガチプレイヤーが挑む今回のプレイは、日本マップの出題地点を特定したのちに、その場所へ実際に足を運ぶというある種の縛りプレイ。

　『GeoGuessr』では前述の通り5問出題されるが、本プレイでは現地訪問後に回答し、次の問題に挑戦するという形式がとられている

　出題された場所によっては日本列島縦断の可能性もある過酷すぎるチャレンジだが、本動画では80時間というハードな弾丸旅行という形で無事達成する様子が収められていた。

ストリートビューに写る特徴的な景色に頭を抱える変則プレイ

　現地訪問という特殊な縛りを設けて『GeoGuessr』日本マップに挑んだ限界旅行かいもんさん、80時間にも及ぶ長い戦いはどのように進められたのだろうか？ 本プレイ序盤の様子を見てみよう。

　記念すべき第1問として表示されたのはどこかしらの団地。ガチ勢の視点からは道や建物から比較的大きなニュータウンではないかと推察されるものの、まだまだ特定には至らないようだ。

　情報収集のため団地から少し移動すると大きなビルの壁面にヒントとなる「名谷センタービル」の文字を発見。

　これは地理ガチ勢的にはかなりのヒントとなったようで、名谷の地名から神戸市須磨区の建物であると仮定。さらに進むと名谷駅前という店名が確認ができたことで神戸市であると確信した。

　解説では名谷という駅は日本にひとつしかないとのことだが、ゲーム開始から僅か1分ほどで団地の位置までを絞り込む知識量に驚かされる。

　通常であればこの時点でバス停や建物の形状から特定を進めるところだが、本プレイは現地訪問レギュレーション。

　現地で回答しなければ次へ進めないということで、5時間以上をかけて『GeoGuessr』で見た景色の場所へと移動。目印となるバス停の位置を正確に確認してから回答。見事誤差2mの位置まで特定することに成功した。

　続く第2問ではどこにでもありそうな住宅街からスタート。地名には覚えがないようだったものの、さすがの地理ガチ勢。市外局番から大阪府であることを特定。

　さらに『GeoGuessr』では堺市が頻出するという経験から、堺市であると推察した限界旅行かいもんさんは探索を進め、街区表示板に中区の文字を発見。

　大阪府では堺市以外に中区が存在しないということで、僅か2分でおおよその位置を特定してみせた。

　全国規模で見れば近所と言っても過言ではない神戸市から堺市を引き当てた限界旅行かいもんさんは、休むことなく移動。

　コメント欄では次の地点へ早くも移動する姿に驚いたリアクションが多く寄せられるなか、動画は電車を乗り継ぎ現地へ到着。第1問よりもさらに誤差を縮め、誤差1mでの回答となった。

　ゲーム開始から8時間、第2問では比較的近場を引き当てた限界旅行かいもんさん。折り返しとなる第3問もテンポよく進めたいところだが……？

　表示されたのは大きな水槽が見える明らかに水族館とみられる建物。

　屋内は場所によって難易度が高くなるとのことだが、振り返ると巨大な水槽を悠々と泳ぐジンベイザメの姿。動画ではジンベイザメの泳ぐ横長の水槽からすぐさま場所を察したのか、絶句する姿が収められていた。

　日本全国のストリートビューからランダムに表示される場所へ実際に訪れる『GeoGuessr』縛りプレイに挑戦した本動画。

　80時間にも及ぶ長い弾丸旅行となった本動画でどのようなプレイが披露され、どのような結末を迎えたのかぜひ動画をチェックしてみてほしい。

文／富士脇 水面

ちゃんと現地に行って確認しないといけないGeoGuessr日本マップ(80時間48分26秒)
https://www.nicovideo.jp/watch/sm42256208

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