化学・電子工学などの技術・市場動向レポート発行やセミナー開催を行う、株式会社シーエムシー出版(本社:東京都千代田区、代表:辻賢司)は、書籍『Society 5.0における農業・環境センシング最前線―センシングデータ活用事例と将来展望―』を2023年6月30日に発刊いたします。
本書では、国内第一線の研究・開発者で構成された調査研究委員会監修のもと、次世代農業、地震・防災、医療・介護などの各センシング技術について、最新の研究開発動向を解説しています。
定価は税込69,300円(本体価格63,000円+税)で、当社ECサイトおよび全国の書店でご注文を受け付けております。

目次などの詳細については以下の当社サイトをご覧ください。

【URL】https://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=9158

  • 書誌情報

監修:Society 5.0における農業および環境センシング技術に関わる調査研究委員会

発行日:2023年6月30日

体裁:B5判、248ページ

ISBNコード:978-4-7813-1738-0

価格(税込):69,300 円

  • 刊行にあたって

本書は、ケミカルセンサ、センサネットワーク、IoT、アグリセンシング、気象センシング、環境センシングなどを専門とする企業、大学、研究所等に属する総勢25名の研究者、技術者で構成された「Society 5.0における農業および環境センシング技術に関わる調査研究委員会」メンバーによって執筆され、全5章32項とコラム8項によって構成されている。

第1章では、イントロダクションとして、Society 5.0で目指す社会と、その実現に向けて本書で扱うセンシング技術を含む要素技術について概説するとともに、本書における調査対象区分を明確にして、次章以降の本題へと導いた。第2章、第3章では、農業センシングについて、第4章、第5章では、環境センシングについて、それぞれ現時点(Society 4.0)で実用化、利用されているセンシング技術とそのデータ活用事例と、Society 5.0実現に向けた最前線の研究開発動向についてまとめている。

本書から、一人ひとりが多様な幸せ(well-being)を実現できる未来社会であるSociety 5.0における、新たなセンシング技術およびそれを取り巻く要素技術の開発と発展に寄与する知見を習得し、未来社会の発展を支える科学者として、技術者として取り組むべき課題やその解決アプローチのヒントを得たり、これから業務負荷の軽減や省エネ対策として、センシング技術の導入を予定しているユーザー側の皆さまが導入すべき技術と考慮すべき点を考慮したりするための足がかりとなり、すべての読者のみなさまにとって有意義で教科書的な存在になることを期待している。(本書「刊行にあたって」より)

  • 著者

長谷川有貴  埼玉大学

安藤毅  千葉工業大学

渡邉陽一郎  (株)朝日ラバー

米丸淳一  農業・食品産業技術総合研究機構

岩田史郎  島根県産業技術センター

塚澤和憲  埼玉県農業技術研究センター

伊藤秀和  農業・食品産業技術総合研究機構

小島洋一郎  北海道科学大学

大薮多可志  日本海国際交流センター

南保英孝  金沢大学

小野寺武  九州大学

松永忠雄  鳥取大学

竹井義法  金沢工業大学

南戸秀仁  金沢工業大学

後藤和幸  (株)アサノ大成基礎エンジニアリング

石垣陽  電気通信大学

碓氷友美  (株)UPDATER

小島啓輔  清水建設(株)

岡部忠  東京都立産業技術研究センター

二川雅登  静岡大学

鶴岡典子  東北大学

森康彰  日本気象協会

山口富治  東京電機大学

池沢聡  早稲田大学

  • 主な目次

第1章 Society 5.0におけるセンシング

1.1 はじめに

1.2 Society 4.0(現在)における農業と環境に関する課題

1.3 Well-being(幸せ)を実現できる社会「Society 5.0」におけるセンシング

コラム 世界におけるSmart City

第2章 農業センシングとデータ活用

2.1 はじめに

2.2 光と農業

2.3 品種改良および栽培技術とセンシング

2.4 センシング技術を用いたハウス栽培管理

2.5 植物生体計測

2.6 収穫後の園芸農産物

2.7 食品工業分野(加工)の事例

2.8 五感を代替する農業センシング技術

コラム 食料安保と家族農業

コラム IoT案山子

第3章 Society5.0実現に向けた農業センシング

3.1 はじめに

3.2 近未来の農作物由来の化学物質センシング

3.3 近未来の植物栽培光環境センシング

3.4 近未来の農業における遠隔農業・モニタリング・ロボット活用

3.5 近未来の農業におけるAI技術の活用

コラム 帯広の農園における土壌改良農業とセンシング

コラム 化学肥料から脱却した農業へ

第4章 環境センシングとデータ活用

4.1 はじめに

4.2 環境計測センサと計測データの取得方法の進化

4.3 「密」の評価:室内の二酸化炭素センシング

4.4 介護現場におけるセンシング技術の活用

4.5 クリーンルームの清浄度維持と省エネルギーの両立

4.6 ドローン,AIを用いた環境センシング技術の現状

4.7 センシング技術を用いた山岳トンネル工事の安全対策

4.8 地すべり,斜面崩壊モニタリングと地下水センシング

4.9 地震,防災センシング

コラム アユの色覚

コラム やってみよう,ラズパイを用いたIoT簡易環境センシング

第5章 Society5.0実現に向けた環境センシング

5.1 はじめに

5.2 医療・健康・介護・見守りに役立つセンシング

5.3 ドローンのための気象センシング

5.4 物流・輸送に役立つセンシング

5.5 廃材を利用した環境浄化センシング技術

5.6 防災・減災に役立つセンシング

5.7 海洋計測のためのセンシング

コラム 雷雲からのガンマー線バーストモニタリング

配信元企業:株式会社シーエムシー出版

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