6月27日TBS系で放送された『THE神業チャレンジ』の内容が物議を醸している。

 『THE神業チャレンジ』は芸能人たちが、世界で流行している「神業動画」に挑み、完全再現できれば賞金100万円を獲得するという内容。視聴者の間で話題になったのは、番組内で紹介された「時間差ストライクボウリング」という競技だった。

 「時間差ストライクボウリング」は、まずボウリングの1投目を超スローで投げ、直後に2投目を投げる。2投目の球を先にピンに到達させストライクをとり、1投目の遅いボールで再びストライクを狙う。時間差で連続ストライクを成功させれば完全再現達成、というものだった。

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 チャレンジしたのは、元プロサッカー選手の槙野智章、Kis-My-Ft2の横尾渉、南海キャンディーズしずちゃん(山崎静代)。だが難易度が高すぎたのか3人ともにチャレンジ失敗となった。

 番組が「新競技」と紹介していたことから、次回以降もチャレンジャーを募集するとみられる。だがこの競技に対しネットでは非難の声が相次いだ。

 1投目よりも2投目を先にピンに到達させる必要があり、挑戦者たちは球を上に向かって放り投げていた。だが、球を放り投げる行為は「ロフトボール」といい、レーンを傷める可能性がある。また球が落ちる音で周囲に迷惑が及ぶ可能性もあり、多くのボウリング場ではこの行為を禁止している。

 ネットでは「レーンが傷むだろ」「普通にマナー違反」「真似する人が出てきそう」「こんな投げ方してたら怒られる」「非常識すぎる」「普通に横から投げればいいのに」「レーンやバーの破損の恐れがある」といった批判が続出した。

 特にチャレンジャーしずちゃんは、1投目のスローボールと2投目のロフトボールがレーン上でぶつかり、かなり大きな音を立ててしまっていた。

 誰にもできない「神業」の再現は確かに魅力的だが、マナーも大事ではないだろうか?

南海キャンディーズ・しずちゃん