現在大ヒット上映中の映画『リトル・マーメイド』。ストーリーはもちろんその音楽も見どころであり「リトル・マーメイド」の作曲を担当するディズニー音楽の新潮流を担う鬼才の作曲家“リン=マニュエル・ミランダ”について注目してみましょう。

アニメーション版の『リトル・マーメイド』といえば、数あるディズニーミュージカルの中でも、特に高い人気を誇る作品。中でも主人公アリエルや、カニのセバスチャン、ヴィランアースラなどが歌う珠玉のミュージカルナンバーは、一度聴いたら耳から離れないものばかりで、神秘的な海の中で暮らすユニークなキャラクターたちと一緒に、思わず歌い出したくなってしまう。そんな誰もが知る名曲の中から、ついに実写版で登場する日本版楽曲「パート・オブ・ユア・ワールド」も話題となっています。

本作ではアニメーション版音楽に携わったディズニー音楽の巨匠“アラン・メンケン”とともに、近年ミュージカル界での活躍が著しい新進気鋭の鬼才“リン・マニュエル=ミランダ”が奇跡のタッグを組み作曲を担当。リンは今までにも輝かしいキャリアを歩んできており、原案・作詞作曲・主演を担当したブロードウェイミュージカル「イン・ザ・ハイツ」(2008)でトニー賞4冠(作曲賞、楽曲賞、振付賞、編曲賞)、グラミー賞ミュージカルアルバム賞を受賞し華々しい活躍を見せます。

その後、彼の才能を世に知らしめるきっかけとなった「ハミルトン」では、トニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞。さらに作曲の才能だけににとどまらず、『メリー・ポピンズ リターンズ』(2018)ではゴールデングローブ賞主演男優賞にノミネートされるなど、ミュージカル俳優としても高い実力を発揮しマルチに活躍している。また、ディズニー・アニメーション「モアナと伝説の海」で作曲したテーマ曲「どこまでも ~How Far I’ll Go~」はアカデミー賞歌曲賞にノミネートされ、大ヒットSF映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でも楽曲を提供するほどです。

そんなリンについてカニのセバスチャン役を演じるダヴィード・ディグスは、「リンはとても良い歌詞を書く人。オリジナルの曲の歌詞は最高なので、ほかの誰かが新曲のために歌詞を書くとしたら彼しかいないでしょう。要求されるレベルがとんでもなく高いですから、彼以外に務まる人はいないと思います。彼を選んだのは大正解です」とリンの作曲者としての素晴らしさについて熱く語っています。

また、カツオドリのスカットル役を演じるオークワフィナ「リンとのお仕事も素敵でした。彼は曲を書いて空港から送ってきてくれたりしたんですよ。彼はいつも多忙なので。彼のそんな仕事ぶりを見られたのは興味深かったです。特別な体験でした」と各所で引っ張りだこな人気作曲家の多忙エピソードを明かします。そんなリンと、巨匠のアランのコラボレーションによって人気楽曲がどのように進化するのか、そして、実写版で新たに誕生するのはどのような楽曲なのか注目。ディズニーが贈る、新たなるミュージカルの金字塔『リトル・マーメイド』の作曲家たちの活躍にも是非注目を!

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『リトル・マーメイド』キャストが語る 作曲家リン=マニュエル・ミランダの凄さとは