前日には投打二刀流で異次元の活躍を見せた大谷。しかし、疲れ知らずの偉才はこの日も三塁打を放ち、同点劇を演出した。(C)Getty Images

 連日の活躍だ。

 現地6月28日に行なわれているホワイトソックス戦に、大谷翔平エンゼルス)は「2番・指名打者」で先発出場。1回表の第1打席に鮮やかな三塁打を放ち、同点劇をお膳立てした。

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 前日には打っては27号と28号を放ち、投げては7回途中1失点、10奪三振の好投を見せた大谷。その異次元の活躍の余韻が残るなかでの一だった。

 チームが2点を追っていた1回裏1死無塁の局面でホワイトソックスの剛腕ルーカス・ジオリトと対峙した大谷は、カウント2-2から外角へと外れていく81マイル(約130.3キロ)のチェンジアップを強振。ややタイミングを外されたように見えたが、痛烈な打球はライト線を転がっていく。さらに相手野手のギャビン・シーツが処理にもたつくのを見るや、背番号17は快速を飛ばして一気に三塁へと駆け込んだ。

 直後に主砲マイク・トラウト三塁打で続いて大谷は生還。これで勢いづいたエンゼルスは5番のブランドンドゥルーリーのタイムリーで同点とした。

 NHKで解説を務めた元カブス福留孝介氏が「手が付けられない」「どこまで行くのか。楽しみしかない」と絶賛した打棒を見せつけ、得点を見事に呼び込んだ。そんな大谷には現地の識者も脱帽する。MLB公式サイトなどで執筆するブレント・マグワイア記者は「昨晩に2本塁打、10奪三振を記録したオオタニは今夜の試合を三塁打でスタートさせた。この男はかなりやばいぞ」と褒めちぎった。

 ただ、攻撃陣が呼び込んだ得点を味方先発が守り切れず……。先発したハイメ・バリアが2回に1点、3回に2点を失い、エンゼルスは3回裏を終了した時点で2対5とリードされている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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