5打数3安打と大谷は気を吐いたが、勝利には結びつかなかった(C)Getty Images
エンゼルスの大谷翔平は現地時間6月28日(日本時間29日)、本拠地でのホワイトソックス戦に「2番・指名打者」で先発出場し5打数3安打と、この日もバッティングの好調ぶりを示した。試合は5-11で敗れ、エンゼルスは3連勝とはならなかった。
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先発登板翌日での猛打賞と、この日も背番号17は異次元の働きをみせた。初回の第1打席ではホワイトソックス先発のルーカス・ジオリトのチェンジアップをライトへ運びスリーベースヒットを放つ。続くマイク・トラウトもレフトフェンス直撃のスリーベース、これで大谷は先制のホームを踏んでいる。
大谷は8、9回にもシングルヒットを記録し、2試合連続、今季10度目の1試合3安打。それでもこの日は投手陣が5回まで毎回失点など大きく崩れ、計17本のヒットを浴び11失点、連勝ストップとなった。
エンゼルスの安打数も11本に上り、初回の大谷、トラウトの連続3塁打で勢いづくかと思われたが、終わってみれば大差での敗戦。この日結果は米メディア『CULTCHPOINTS』でも報じており、両主砲のパフォーマンスに焦点を当てるとともに、ファンの反応なども記している。
試合終了直後に配信されたトピックでは、この日の大谷、トラウトによる2本のスリーベースについて、球団史上、初回での連続3塁打が2004年、デビッド・エクスタインとショーン・フィギンス以来であることを紹介している。
この記録に同メディアは「水曜日の夜、エンゼルスのスーパースターたちは力を合わせ、至難の業を成し遂げた。トラウトと大谷は、2004年以来ロサンゼルスでは見られなかったことを、いつも通りのスタイルでやってのけた」と称える言葉を並べた。
だが一方で、試合のスコアには「エンゼルスファンにとっては残念な結果」と評し、さらに「ツイッター上でロサンゼルス・エンゼルスのファンから広く非難され、世代を代表する2人の才能が統計上の記録を打ち立てた功績の無駄遣いを嘆いた」と敗れたことへの反響が大きいことを指摘。
その上で、SNS上のコメントの一部も掲載されており「もちろん彼らは負けている」「世代の才能を無駄にした」と結果を不満とする声もあったとしている。
今回のトピックは「オオタニとマイク・トラウトが力を合わせて約20年ぶりの怪物的偉業を成し遂げる」というタイトルが綴られている。2人のタレントがチーム史に残る活躍をみせても白星を得られなかったことで、やはり落胆したファンも少なくなかったようだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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