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所属チームが”国際貿易と国家安全保障”に変わった小室圭さん(ローウェンスタイン・サンドラーのホームページより)

7日間のインドネシアご訪問から帰国された天皇陛下と雅子さまを、6月23日夜に羽田空港で出迎えられた秋篠宮ご夫妻のお顔には、安堵の色が浮かんでいた。宮内庁関係者はこう話す。

天皇陛下がふだん行われている国事行為は、昨年の訪英時に続き今回も、臨時代行を皇嗣である秋篠宮さまがお務めになりました。閣議決定された書類への署名などを行う天皇の国事行為は、国家が運営されるうえで最重要となるご公務です。

昨今、多忙をきわめる秋篠宮さまがご予定を入れずに臨時代行に臨まれていたことは、殿下のご覚悟の表れだと思いました。秋篠宮ご夫妻にとって、“将来の天皇皇后”という立場へのご自覚をいっそう深められるご経験となったのは間違いないでしょう」

その一方、本誌が6月20日発売号で報じた小室圭さんの“転向”で、秋篠宮さまと紀子さまが憂悶を募らせられているという。

「小室さんは6月中旬に、在籍する法律事務所で“国際貿易と国家安全保障”担当になりました。しかし正式に弁護士となって3カ月ばかりでの配置換えは、秋篠宮ご夫妻にも無断で志願していたとささやかれています。

米中対立の激化などから、世界各国で企業に対する安全保障上の規制が強まっていて、弁護士が関わる仕事も増えているそうです。しかし小室さんの仕事と、可能な限りあらゆる利害から中立であることを“掟”とする皇室のあり方とは、さらに距離を隔ててしまった印象があります。

2005年に黒田清子さんと結婚した慶樹さんは、結婚前に銀行を退職して東京都庁に転職。当時は“皇室に連なる者としてルールを意識したのでは……”といわれていました」(皇室担当記者)

小室さんの“転向”を、静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう危ぶむ。

「利害関係が生じる立場を避けるという中立性は、皇室への信頼と崇敬の基盤となってきました。そもそも眞子さんとの結婚にあたって、人々の利害や対立を調整する弁護士という道を選んだ小室さんからは、中立性に配慮があったとは感じられませんでした。

また、平和や人々の安寧のために取り組まれている皇室の国際親善に、世界一の軍事大国である米国の世界戦略が影響を及ぼすことがないとは言い切れません。小室さんが関わる業務が、秋篠宮家のご活動に影を落とす可能性すら出てきてしまったと思っています」

“皇室の掟を破り続ける圭さん”によって、紀子さまの憂悶はとどまることなく深まっている——。